みどりの野原

野原の便り

3月25日 室生周辺 コショウノキ アサギマダラ幼虫 ハシリドコロ フサザクラ

2020年03月25日 | Weblog

3人で、室生古道から室生寺周辺を歩く。

 
  室生古道入口を川沿いに歩く。         荒れた山道

 
    石だらけの山道         橋を11回も渡るのだ~。(数えた)

 
山の中で薄暗い所も。元々は石畳の古道で、石畳が残っているところもある。
雨の後は滑るので注意。今日はその心配なし。

何回も来ているが、今日はコショウノキを見る目的で歩く。

 
花をつけていない木も多い。   花はジンチョウゲに似て、良い香りがある。

 
 背丈を超すものもあったが花はなかった。 これは大株

ゆっくり見たので、今迄よりたくさんのコショウノキを見ることができた。

 
     ジャゴケ         ジャゴケの胞子体のようだ。
初めて見た。ガラス細工のような繊細さ。
ジャゴケは見かけはゼニゴケと似ているのに、こんな胞子体が付くんだ。発見した気分。
(ゼニゴケ科とジャゴケ科で科が違うけれど)


キジョランがあった。葉に穴が開いていたので「アサギマダラの幼虫の食草だよ」と言って、葉をめくってみたら・・

 
アサギマダラの幼虫がいた! 小さいけど、体の前後に角状の突起が出ているので、すでに2齢ぐらいか?
               右)体長2㎝ぐらい。モザイクタイルのような模様 
これがアサギマダラ(チョウ)になるなんて信じられない。(他のチョウもそうだろうけど・・)
幼虫の上の方には小さいカタツムリも付いている。

キジョランはアルカロイドの毒を持つ。アサギマダラの幼虫はその毒を体に入れることで、鳥などから捕食されないようにしているらしい。

 
ちょっと丸まったキジョランの葉を開いたら、甲虫がでてきた。
クビアカツヤカミキリに似ているが、赤い部分に刺状のコブがないように見えるので違うかな?
カミキリムシの仲間としておこう。わかれば名前を入れます。
                  右)クワゴマダラヒトリの幼虫か? 

毒のあるキジョランにアサギマダラだけではなく、甲虫やガの仲間やカタツムリまでついているってどういうこと?
「食べないよ。止まっているだけよ」と言うかなあ。

もう1つ発見は・・

 
ヨウシュヤマゴボウかな?と近づくと・・ハシリドコロだ!まだ花が咲き始め。
これも毒草 ここで初めて見た。

キジョラン・ハシリドコロ・イズセンリョウ・・・ シカが好まないものが残っているのか。

  
フサザクラ? 赤いのは雄しべ  
    右)ピラピラ揺れているのは花粉を飛ばした後の雄しべかな?可愛い!

うれしい発見があった上に、通りかかった家のおじさんが「菜花摘んでいき」と声を掛けてくださって・・
思いがけないお土産ができた。 何ていい日なんでしょう。

ノロノロ歩きでちょっと迷惑かけたけど、最高の一日だった。

コメント
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