先日(3月9日)見残したものを見に、再び芹井~小夫の山へ。3月9日瀧蔵神社・・参照
三谷から、寝地蔵へ歩く。
畑地~荒れ地・山地・切通道・・どこも静か。
車道に出た。横切って又山道を少し登る。
前に車で連れてきてもらったことがある。
その時は、近くに車を止めて歩いたのですぐだったが、歩いて登るのもよいものだ。
階段を上がると「寝地蔵」を刻んだ大岩がある。
右)割れて転げ落ちたらしい大岩に刻まれたお地蔵様の姿。
大昔から「三谷のネンドさん」と親しまれ、特に腰痛にご利益があって信仰を集めたらしい。
右側に赤い前垂れのお地蔵さまもいらっしゃる。
寝地蔵の右上の斜面にも仏像を刻んだ石がある。元は寝地蔵の石とつながっていたのかもと思われる。
これは阿弥陀如来像で建武2年に追刻されたものらしい。
寝地蔵の大岩を 110度 起こしてみました。右の阿弥陀如来の岩と角度ぴったり合いますね!
うまく加工すればつながりますが、根気が・・・
『昔、大男が寝地蔵を起こそうとしたが、ダメだった。近くの田んぼに最近まで大きなワラジ跡が残っていたとの伝説がある。今は杉が植林されている』との看板があった。
車道を下る。
枯れた木が目についた。(植えてあるもの)
右)球果(松ぼっくり)がいっぱいついている。
松ぼっくりがたくさんついたまま枯れたマツは見ることがあるが、松ぼっくりの数が半端ない。
何やこれ?? 近づいてみる。
これが球果 小さくて可愛いなあ。これでわかる人はわかると思う。まだ私はわからない。
よく見ると丸いものがいっぱいついている。何やこれは? まだわからない。
珍しくて、写真を撮りまくっているうちに・・
「あ、そうか!カラマツ か」 やっと気が付いた。
丸いものは雄花の冬芽で小さいのは短枝の芽らしい。
カラマツ(落葉松)は東北・関東・中部地方などの亜高山帯から高山帯に分布
植えられることもある。
カラマツは何回か見たことはあり、葉ぐらいは知っていっるが、落葉したものは見たことがなかった。
松ぼっくりも見たことがなかったのだ。
わかってスッキリ。
先日通った山道も上り下りして・・どこを歩いているのかわからないが・・。
山裾に黄色い花を付けた木があった。ダンコウバイのようだ。
右)コシアブラ つぼみが開きかけ。
芹井の瀧蔵神社 ここは3月9日に行った瀧蔵神社と名前も同じ、祭神も同じだ。
由緒は不明 集会所で村人が寄り合い中。
割石神社と印刻の灯篭 ?? 右)太神宮灯篭
このあたりの山道は古道が多い。伊勢への街道も通っているのだろう。
山道を下りに下って・・・どこまで・・
ヤマネコノメソウ ウバユリの若い芽
カンスゲ? わからない。 タマゴケは山道でよく見た。
今はまだ目につく花はほとんどない。
集落入口に架かる勧請縄 低い! くぐって登ると集落に出た。
車に戻って、最後の目的地 天神社 へ。
ケヤキの巨樹があるらしい。
天神社
『創建年代不詳 太陽信仰に関係した社 天照大神を主神とする元伊勢の伝承地の1つ』
大来皇女が斎王として伊勢に赴く途中、潔斎のためにこの地に滞在したと伝わるが、有力候補地は他にもあるらしい。
右)左へ回り込むと・・すごい!
「下りて下から見るとよい」との案内板がある。
崖から生えてる。ゴツ~!スゴ~! 梢まで写そうと離れた所へ。
根元から見上げると・・貫禄! 最後に記念写真に納まるちっぽけな私。
天神社のケヤキ
『樹齢1500年 根廻11m 幹回り8.24m 樹高30m 奈良県下でも有数のケヤキ』
第23代顕宗天皇の時の記録に「植槻田中乃社也」との記述があるという。
すばらしいケヤキ巨樹に会えて満足。
14世紀に造られた珍しい六角形の石灯籠があったらしいが・・見逃し。
次の機会に・・
途中で採ったツクシとフキノトウは、娘に送ってやった。