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ケヤキナミキも色づき始めた久しぶりのK大 キンモクセイも芳香を放っている。
K大の里山でも、2.3年前からナラ枯れが始まっており、夏なのに紅葉したように赤くなっている木が見られると司会の方がお話されていた。
ミミズの講演「土づくりへのミミズのはたらき」
まだまだわからないことが多いというミミズ。
どこにでもいると思っているが、減っているらしい。
最初にミミズの研究を始めたのは進化論で有名なダーウィン
土の上に白亜(石灰岩の粉?)を播いて、29年後に掘ってみると深さ18センチの所に白い筋があり、白亜の上に土を食べたミミズが糞を積みあげたことがわかり、ミミズが土を耕していたことを証明した。
講師の先生が京都やタイでされたミミズの研究などを話された。
京都の草地で1年間(4月下旬~10月上旬)の糞塊生産量は3,8kg/㎡
実際にはもっと多く土を動かしているという。
タイ東北部 巨大な糞塔を作るミミズでは1年間(5月上旬~11月上旬)に出された糞塊は13.3kg/㎡
厚さ0.9~1.5cmの新しい土を作ったことになる。
耕す深さは耕運機より深いと言われた。
他に穴を掘って土を動かすものとしては、オキナワアナジャコや乾燥地でアリの塔を作るシロアリやウツギノヒメハナバチなどもいる。
ミミズの利用
土壌改良(土を掘ることによって通気性や保水性など土の性質を変える)や、肥料(ミミズの糞は売っている)
薬(熱さましなど 地竜という漢方薬がある) 養魚用餌 他
大ミミズの話
ギネスブックには南アフリカの長さ6.4mのものもあるという。
日本でも、ナラオオミミズが見つかり、もう1個体探索中。
長野県にあるという蚯蚓神社(きゅういんじんじゃ) 蚯蚓とはミミズのことで、ミミズ権現を祀っているらしい。
大学生向けにむつかしい部分もあったが面白く聞いた。
講演後、用事があったので急いで帰った。