みどりの野原

野原の便り

11月6日 飛鳥を案内 めでたい日 ヤブマメやアカネを掘る

2013年11月06日 | Weblog
好きな上居周辺を案内することになった。


  すばらしい棚田の景色も紹介
ちょっと地味そうなこの時期も花や実を付けているものや蔓草など観察材料にはことかかない。


イヌマキの変種 ラカンマキ の胎生種子を観察 
赤くなって食べられる果托の部分はもうしなびていた。
チョウセンマキ・コウヤマキもあり、マキと名は付くが科の違う3種を見比べることができた。


前にジャコウアゲハの卵や幼虫を見つけたウマノスズクサ。葉を食べていたのはジャコウアゲハでもホソオチョウの幼虫でもなさそう。何だろう。
上記の他にもウマノスズクサを食草にするチョウ?がいるのか?


シロダモの花と実 つややかな赤い実はため息がでるほど美しい。

ヤブマメ・タンキリマメ・トキリマ・アオツヅラフジ・アケビ・・ツル性の草木も32種類。


ヤブマメ 豆果の中の豆(種子)は斑点のあるうずら豆状で数個入っている。
ぜひ見てほしいのは地中の豆 時期が少し早いかも?と思いつつ掘ってみた。


地中豆がごろごろ出てきた。大成功。感嘆の声があがった。(緑色のは地上の豆果)
地中豆は地下茎の先に付いた閉鎖花が実った果実で種子はひとつ。
丸く、地上の豆に比べ何倍も大きい。
「植えたら芽が出るかな?」と何人か持って帰られた。
「ヤブマメは食べられるか?」との質問には、食べ物のことなので前に聞いたことのある「野生の豆は食べない方がよいと聞いています」と慎重な説明をした。
「地中果はアイヌ民俗が食用にしていた」とか「地上の豆は食べられないが、地中の豆は食べられる」などと書いたネット記事もあるが、どうなんだろうか。


コシロノセンダングサ(コセンダングサの変種扱いになっていることも)
アイノコセンダングサらしいものもあった。

アオキ・ヌルデ・ノブドウなど虫こぶもいろいろ見れた。


ガガイモの実 見落とすところだったが参加者の方が見つけてくださった。


アカネの根も掘ってみた。茜染めの染料になる。
テイカカズラの葉をちぎってみたり・・ワイワイ言いながら・・無事終了。
私も楽しいひと時を過ごすことができた。

そして最後に「拍手をお願いします」「今日は私のハッピーバースデイです」と無理やりみなさんにお祝いの拍手をいただいたのだった。
コメント (2)
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