みどりの野原

野原の便り

11月3日 畝傍山 バショウ  タマミズキ?

2013年11月03日 | Weblog
私ともう一人の方が担当の観察会 
またまた雨か?と思ったが、曇り空ながら雨は降らなかった。

 
深田池 ヒドリガモが餌をねだりに集まっていた。 右)シイの実
どんぐりの仲間が多いが食べられるシイの実はやっぱり人気者。
途中でシイの実拾いタイムも設けて西からのコースで畝傍山頂へ向かう。

サカキ・シャシャンボ・サンゴジュ・カクレミノ・トベラなど実のあるものを中心に観察。


神饌田の稲刈りも済んだ。品種は何か? 
下見の時の稲の倒れ具合から見て普通に作られているものより茎の長い品種かもしれないと思った。
今は水稲が主だが、稲が作り始められた頃は陸稲だったということだ。

西山麓に植えられたバショウ 果実や雄花も付けており観察にはちょうど良い。
 
元の方には雌花が付き小バナナ状果実になり、だんだんと咲き進んで、先の方の苞の根元に見えるのは雄花だ。苞が次々めくれて中から花が出てくる。

 

去年の枯れた果序が落ちていた。 果実の中にはゴロゴロと種が見える。
バナナとバショウの違いなどを話す。

花の少ない時期だがコウヤボウキやヨメナや先日見つけたヤマラッキョウらしいものなどを見た。ウラジロノキの実は下見時よりもたくさん落ちていた。


頂上のツガの木は20年ほど前今はなき植物の先生に教えてもらった思い出深い木。
老木で半身は枝も葉もないがまだまだ元気で頑張ってほしい。

曇り空で見晴らしが悪かったのが残念だった。
遠くから来ている人に大和三山や金剛葛城二上山などの景色を見てほしかった。

畝傍山・耳成山は元火山
火山活動で畝傍山・耳成山が出来たのは1500万年ぐらい前のことらしい。
今の倍ぐらいの高さがあったが、その後の風化浸食で堆積物は流出し今の姿になったという。


畝傍山 基盤の斑レイ岩(右・黒っぽい)を流紋岩(左)が貫いていて、マグマの流動を示す流理が見られる。
香久山は火山ではなく山裾の硬い斑レイ岩が残ったもの。

相棒の担当者は専門の岩石のことから万葉歌、途中では稲の話など・・私とは違う専門性のある話をしてくださった。

予定通りに進み、帰りはゆっくりと東の方へ下る。

途中で木の間から赤い実を付けた木が見えた。(写真は撮れなかった)
これがあると聞いていたタマミズキ? 双眼鏡でのぞいたが細かいところは見えない。
タマミズキにしては果実が少し大きすぎるようにも思った。
木のそばに近づく道はないが、確認したいなあ。
ほとんど下ったあたりに赤い種子の覗いたオガタマの果序がたくさん落ちていた。

今回の場所は近いので私は楽々だが西宮や大阪や堺方面へ帰る人も。
いつも私が言われている「遠くからご苦労さん」と今日は言おう。
コメント
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