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『もう泣かない。今度は守ろう。我々の使命』

2019-10-14 | 市民のくらしのなかで

「古いシステムここで断ち切るべき」瑞草洞に集結したろうそく、

検察に「最後通告」

登録:2019-10-14 07:27 修正:2019-10-14 08:20

第9回検察改革ろうそく文化祭 
「シーズン1の終了」宣言…「検察改革に進展見られなければいつでも再び集まる」 
瑞草駅中心に上下8車線道路南北1.7キロメートル東西1キロメートルがろうそくで埋め尽くされる 

 
「検察司法積弊の清算に向けた凡国民市民連帯」が今月12日夕方、検察改革とチョ・グク法務部長官の守護を主張し、検察庁社があるソウル瑞草駅の交差点で「第9回司法弊害の清算のための検察改革ろうそく文化祭」を開いている=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 検察改革を求める第9回瑞草洞(ソチョドン)ろうそく集会」が12日、一週間ぶりにソウル瑞草駅交差点を中心に東西南北方向に上下8車線2.7キロメートルで激しく燃えあがった。今回の「瑞草洞ろうそく集会」は同日を最後に「シーズン1」の幕を閉じる。

 「司法積弊の清算に向けた凡国民市民連帯」(市民連帯)は同日午後6時から瑞草駅交差点で、「第9回検察改革ろうそく文化祭の最後通告」を開いた。市民連帯は「先月16日に開始した『もう泣かない。今度は守ろう。我々の使命』をテーマに開かれたシーズン1の最後の第9回検察改革ろうそく文化祭」だとし、「今回のシーズン1最後のろうそく文化祭のテーマは『我々はいつでもまた集まる』(We'll Be Back)」だと述べた。市民連帯の関係者は「シーズン1」の終了について「政府で議論されている検察改革を見守りながら、息を整えるという意味」だとし、「検察が抵抗したら、いつでもろうそくを掲げる」と話した。実際、主催側は11月末まで、瑞草駅交差点一帯に集会の日程を申告しておいた。

 市民連帯は「検察改革を求めるろうそく市民が送る司法積弊・検察積弊・言論弊害の清算の最後通告」だとし、「1千万ろうそく市民はチョ・グク長官候補者人事聴聞会を控え、エリート政治検察やマスコミ、そして自由韓国党によって一家の人権が踏みにじられるのを見て震え上がり、決起した」としたうえで、「検察はこれまで70年間、既得権勢力や財閥、身内のあらゆる不正に関する捜査はうやむやにする一方、力のない多くの国民や労働者、庶民などには過酷だった。(中略)検察の不公正な捜査で正義は消え、便法と日和見主義者が幅を利かせる世の中になった。検察は正義を実現し、国民の人権を守護しなければならない本来の責務を捨て、事実上“悪の枢軸”となり、真先に清算されるべき積弊の象徴になった」と主張した。市民連帯は、「検察は改革措置に素直に応じ、チョ・グク長官一家に対する過剰な捜査を直ちに中断せよ▽政権与党の共に民主党はファストトラック(迅速処理対象)の案件を迅速に処理せよ▽巨大第1野党の自由韓国党は道を踏み外せず、正常な政治に復帰せよ▽第4の権力、マスコミは権力への耽溺と根拠のない無責任な報道行為を中止し、記者たちは決然とした心構えで正論直筆に努めるべき▽「朝鮮日報」に特別に警告する。フェイクニュースと売国行為を止め、廃刊せよ」と求めた。

 
「検察司法積弊の清算に向けた凡国民市民連帯」が今月12日夕方、検察改革とチョ・グク法務部長官の守護を主張し、検察庁社があるソウル瑞草駅の交差点で「第9回司法弊害の清算のための検察改革ろうそく文化祭」を開いている=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 市民連帯は同日も集会参加人数を発表しなかった。“参加人数”を争っているような印象を与えかねないと懸念したためだ。ただし、人員が集中する場合に備え、瑞草駅を中心に東西方向の盤浦(バンポ)大路上下8車線の教大駅方面と、南北方向の盤浦大路上下8車線の芸術の殿堂付近まで集会場所として申告した。

 同日の集会現場にも早くから全羅北道全州(チョンジュ)や茂朱(ムジュ)、仁川(インチョン)、慶尚南道金海(キムヘ)、昌原(チャンウォン)などの地域から上京した参加者が続々と集まった。午前11時40分に瑞草駅で、ソウル中央地検の方面に大型スクリーンが設置されると、市民たちは盤浦大路上下8車線を埋め尽くし始めた。参加者たちは午後2時から急激に増え、午後3時20分には瑞草警察署入口前の道路まで380メートルほどを占めた。午後5時40分には瑞草駅から、舎堂(サダン)駅交差点まで600メートルほど道路が参加者たちでいっぱいだった。本集会が始まった後、午後7時45分ごろには瑞草駅交差点を中心に、瑞草警察署蚕橋から芸術の殿堂までの南北方向で、歩道を含めた盤浦大路上下8車線道路約1.7キロメートルが、また東立方向では、ソリプル文化広場マジェスタシティタワー1前でから教大駅1番出口前まで、歩道を含めた瑞草大路上下8車線道路1キロほどが、参加者で埋め尽くされた。5日のろうそく集会と同様の規模だ。

 
「検察司法積弊の清算に向けた凡国民市民連帯」が今月12日夕方、検察改革とチョ・グク法務部長官の守護を主張し、検察庁社があるソウル瑞草駅の交差点で「第9回司法弊害の清算のための検察改革ろうそく文化祭」を開いている=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 同日の集会は40代と50代が中心となっていたが、家族連れや一人で参加した若い世代もかなりいた。参加者たちは「最後通告」、「我々はいつでも再び集まる」(We'll be back)、「一度も死んだことのない権力」、「二度と負けないでしょう」というスローガンが書かれたプラカードを持って検察改革を叫んだ。

 今回の集会には「シーズン1終了」前の最終の集会だから、初めて参加したという人も多かった。慶尚南道昌寧(チャンニョン)から一人で来たといイ・ジェボンさん(48)は「今日で最後なので参加した。最も強い権力はろうそくだ」とし、「私も父親で、子供を育てているから、子どもたちにとって暮らしやすい良い世の中を作るためにここに来た」と語った。日本の東京に一緒に住む知人3人や実姉などと共に帰国し、初めて集会に参加したというKさん(46)は「日本で19年間滞在しているが、(ろうそく集会)シーズン1の最後だと聞いて、参加した」とし、「古いシステムをここで断ち切らなければならないという思いできた。新しい時代に進めるためには、検察改革が必要だと考えている。これは一方の陣営のためではなく、国のためだ」と話した。

 
「検察司法積弊の清算に向けた凡国民市民連帯」が今月12日夕方、検察改革とチョ・グク法務部長官の守護を主張し、検察庁社があるソウル瑞草駅の交差点で「第9回司法弊害の清算のための検察改革ろうそく文化祭」を開いている=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 参加者らは検察改革が選択ではなく必須だと強調した。午前11時30分から瑞草洞に出たナム・グンギョンさん(48)は「(検察改革は)可能性ではなく、必ず成し遂げなければならない課題」だとし、「今でなければ時期を逃してしまう。検察自らが国の主だと考えているのが最大の問題だ」と指摘した。慶尚南道金海来たイ・ジェソンさん(51)も「検察改革は時間との闘いと思う」としたうえで、「その始まりは、来年の総選挙で、どれだけかかるかは分からないが、文在寅(ムン・ジェイン)政府で必ず達成されると思う」と話した。

 現在、国会などで議論されている公捜処の設置や法務部と検察独自の改革案にある特捜部の縮小などの案だけでは不十分という意見もあった。京畿道安山(アンサン)から集会に参加したという会社員のパク・チャンヒョンさん(37)は「検察を解体しなければならない」とし、「経験豊富な弁護士たちで別途の専門機関を作って、起訴を担当させた方が良いと思う」と語った。京畿道富川(プチョン)から来たというYさん(45)は「(ファストトラックにある)公職者不正捜査処設置や(検察の自主的改革案である)特捜部の縮小は基本的なもの」だとし、「権力と野合した検事が昇進する慣行を打破し、一生懸命仕事をする検事が昇進でき正常な改革が行われなければならない」と話した。

 
「検察司法積弊の清算に向けた凡国民市民連帯」が今月12日夕方、検察改革とチョ・グク法務部長官の守護を主張し、検察庁社があるソウル瑞草駅の交差点で「第9回司法弊害の清算のための検察改革ろうそく文化祭」を開いている=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾集会に参加できず、今回ろうそくを掲げたという参加者らもいた。家族とともに天安(チョンアン)から来たというコ・ジェミョンさん(45)は「朴槿恵弾劾の時には参加できなかったが、今回は来なければならないと思って上京した」とし、「文在寅政府に対する支持だけでなく、今回が検察改革の最後のチャンスだと思い、参加した」と説明した。教会の牧師であるキム・シヒョンさん(68)も、「その時(朴槿恵前大統領の弾劾集会)に参加できなかったのが恥ずかしくて、先週に続き今日も参加した」とし、「検察の強引すぎる捜査で、真実が歪曲されている」と語った。

 一方、同日午後、瑞草洞ろうそく集会の周辺では、チョ・グク長官の辞任を求める対抗集会も行われた。我が共和党は同日午後4時からソウル聖母病院とヌエダリの間で「チョ・グク拘束太極旗集会」を、自由連帯は午後5時から瑞草警察署方面で「文在寅退陣要求集会」を開いた。彼らは「正義を捨てた文在寅政権、国民が審判する」などのスローガンを叫んだ。警察は、ヌエダリ付近にバリケードを設置し、ろうそく集会の参加者との衝突を防いだ。

 同日のろうそく集会は午後9時38分に終了した。

ベ・ジヒョン、カン・ジェグ、キム・ヘユン、ソ・ヘミ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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