西暦718年に向日神社が創建された。当時のことは少ない資料の中に出てくる。927年完成の「延喜式」神名帳に乙訓郡19座の一つとして「向神社」が記載されている。現在の大原野は当時の天皇などの遊び場(狩りなど)だったらしく、日記帳などにも向日明神の近くを通って行った記録も残っている。
向日神社の境内を回ってみると古い建物がたくさん残っている。解説を加えると1冊の本ができる。実際本も出版されているので、どんな建物があるのかだけ書いておこう。
1、本殿(国指定重要文化財)明治35年(1902年)国宝建造物、昭和25年(1950年)文化財保護 法にもとづき重要文化財に指定
2、弊拝殿(国登録有形文化財)
3、本殿覆屋(国登録有形文化財)
4、南門・北門及び瑞垣(国登録有形文化財)
5、祖霊社本殿・渡廊:神供所(国登録有形文化財)
6、五社神社本殿(国登録有形文化財)
7、天満宮社本殿・瑞垣(国登録有形文化財)
8、手水舎(国登録有形文化財)
9、御祖霊社本殿(国登録有形文化財)
10、春日社本殿(国登録有形文化財)
11、稲荷山社本殿・拝殿(国登録有形文化財)
12、客殿(国登録有形文化財)
13、舞楽殿(舞台)
13、勝山神変大菩薩配所
14、稲荷社
15、乙訓道場
16、池
がある。
神社の境内は、昔、子供の遊び場だった。ドングリの木やシイの実がたくさんあった。古い建物の周囲にはアリジゴクという虫が、土の中に住んでいた。池はもっと美しく魚がいて釣りをして叱られた。周囲の森は「探検」をする場所だった。