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なぜ英仏がアジアの海に軍艦を! インド・日本などと合同軍事演習も行う予定だ。

2019-02-23 | ちょっと気になるマスコミ報道

英仏、アジア海域に空母派遣…中国は34日間の軍事演習で対抗

登録:2019-02-22 23:37 修正:2019-02-23 09:35

 
         フランスの原子力空母シャルル・ド・ゴール号=フランス国防省のホームページより//ハンギョレ新聞社

 フランスが空母艦隊を3月から5カ月間程度インド洋と太平洋海域に派遣し、インド・日本などと合同軍事演習も行う予定だ。

 フランス国防省は21日、原子力空母シャルル・ド・ゴール号と駆逐艦3隻、潜水艦1隻、補給艦1隻で構成された空母艦隊をインド洋と太平洋海域に展開すると明らかにしたと、日本のNHKが22日報じた。18カ月間の修理と整備を終えたシャルル・ド・ゴール号は、作戦期間中、史上初めて日本の海上自衛隊と合同軍事演習を行い、エジプト、インドの海軍ともそれぞれ合同軍事演習を実施する計画だという。

 シャルル・ド・ゴール号は2015年初めから11月まで、数回にわたって湾岸と地中海東部シリア沿岸などで艦載機を出撃させ、イラク北部のイスラム国家(IS)勢力に対する空襲作戦を断行している。フランスは中国が軍事的緊張を高めている南シナ海で航行の自由を主張してきたが、実際にこの海域で遠洋軍事作戦を実施するのは極めて異例だとNHKは伝えた。

 これに先立ち、11日には英国がステルス戦闘機F35を搭載した自国の空母クイーン・エリザベス号を、領有権紛争地域である南シナ海をはじめ地中海と中東地域に派遣する計画だと明らかにした。英国のウィリアムズ国防相は、シンクタンク王立合同軍事研究所(RUSI)での演説で、「ブレクジット(英国のEU脱退)は、英国が国際的存在感を強化する絶好の機会を提供している。英国と同盟国は国益のために『ハードパワー』(軍事力)を使う準備ができていなければならない」と述べた。彼は国際紛争に対する英国の軍事力介入問題と関連し「国際危機状況で行動しなければ、(これまで)たびたび高い代価を支払った」と述べ、「西側は他国が必要とする時、ただ通り過ぎることはできない」と主張した。

 
               英国の原子力空母クイーン・エリザベス号=英国防省のホームページより//ハンギョレ新聞社

 昨年6月、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)で、フランスと英国は中国とベトナムが領有権紛争を起こしているパラセル諸島(中国名・西沙諸島)付近の南シナ海が公海だとし、「航行の自由」作戦を予告したのに続き、8月には実際に英国が水陸両用攻撃艦をこの海域に進入させている。しかし、英国とフランスが独自に空母艦隊を南シナ海にまで派遣して作戦を展開するのは今回が初めてだ。

 欧州でロシアに次ぐ二大軍事強国である英国とフランスが相次いで空母艦隊を国際紛争海域に派遣するのは、米国のドナルド・トランプ政権発足後、西側軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)の結束力が急速に弱まっている反面、ロシアと中国が軍事力を武器に積極的に勢力を拡大していることに対する危機感と積極的対応とみられる。

 中国は西側のこのような動きに強く反発している。英国がクイーン・エリザベス号の南シナ海への派遣を明らかにした先週、中国政府は週末に行われる予定だった胡春華副首相とフィリップ・ハモンド英財務長官の高官級貿易協議を急きょ取り消すと発表した。中国外交部は22日、定例のメディアブリーフィングで、ハモンド長官の訪問を歓迎すると立場を変えたが、中国側の穏やかでない見方を示すには十分だった。

 これに先立ち、中国人民解放軍は最近、南シナ海と西・中部の太平洋上で、34日間約20回にわたり海軍、空軍、ロケット軍が参加した合同軍事演習を行ったと、香港の「サウスチャイナ・モーニングポスト」が21日、軍事消息筋の話として報じた。中国南海艦隊は声明で、ミサイル駆逐艦「許平」、ミサイル護衛艦「雲青」、中国最大上陸艦「長白山」、総合普及艦「紅風」が今回の演習に参加したと明らかにした。南海艦隊は特に、「今回の演習は、実際の戦時状況をシミュレーションするために、事前にシナリオや事前の通知なく行われ、すべての指揮指針と手続きは実際の戦闘状況に沿って行われた」と明らかにした。軍事専門家たちは、中国が今回の演習を通じて、南シナ海での戦時指揮体制をテストし、同地域のミサイル防衛能力を強化することを目標にしたと指摘した。

チョ・イルジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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米国人のマーサ・ハンツリーさんとバーバラ・ピーターソンさんは1980年5月、光州(クァンジュ)で暮らしていた。

2019-02-23 | 反共は、暴走政治の助け舟

光州で暮らしていた米国人の妻たち「北工作説は嘘…私たちが目撃者」

登録:2019-02-21 22:51 修正:2019-02-22 15:25

 
5・18民主化運動38周年記念式が昨年5月18日午前、光州市北区雲亭洞の国立5・18民主墓地で開かれた。1980年5月抗争を目撃し証言したバーバラ・ピーターソンさん(左から二人目)が追悼公演を見て涙を流している=光州/キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 米国人のマーサ・ハンツリーさんとバーバラ・ピーターソンさんは1980年5月、光州(クァンジュ)で暮らしていた。夫のチャールズ・ハンツリー牧師(韓国名 ホ・チョルソン)とアーノルド・ピーターソン牧師と一緒にいた。当時、光州キリスト病院の院牧室長だったハンツリー牧師は、戒厳軍に追われた市民を匿い、犠牲者・負傷者の写真を米国に送り、5・18の惨状を世界に知らせた。当時、光州で韓米伝導大会を準備していたピーターソン牧師も、現場で目撃した戒厳軍の暴力的鎮圧とヘリコプター射撃を記録に残した。

 ハンツリー、ピーターソン両牧師は既に亡くなったが、彼らの妻のマーサさんとバーバラさんは今も1980年光州を記憶する歴史の証言者だ。5・18の惨状を目撃した二人が21日、電子メールで「民主主義は真実に基づかなければならない」という内容の手紙をムン・ヒサン国会議長に送り、5・18の歴史を歪曲し冒とくしたキム・ジンテ、イ・ジョンミョン、キム・スンレ自由韓国党議員3人を懲戒してほしいと要請した。

 二人は手紙で「3人の国会議員が除名されるか叱責を受け、韓国国民が国会を再び信じられるようになることを願う」とムン議長に頼んだ。二人は、5・18民主化運動の記録物である『死を越えて時代の闇を越えて』の英文版を翻訳し、現在は米国にいるソル・ガプス氏を通じて5・18に対する歪曲が韓国議会で起きたという消息を聞いたという。二人は39年前に目撃した光州の胸が痛む抗争の歴史が否定されているというニュースに驚き、国会議長に手紙を送ることにした。

マーサ・ハンツリーさんとバーバラ・ピーターソンさんがムン・ヒサン国会議長に送った電子メールの写真//ハンギョレ新聞社

 彼女らは手紙で「3人の自由韓国党議員は『5・18は600人あまりの北朝鮮特殊工作員が扇動した不法な暴動』というある極右人物の真っ赤な嘘に同調した」とし、「3人の国会議員の話は真っ赤な嘘であり、光州と湖南(全羅道)の市民、ひいてはすべての韓国人を傷つけた」と嘆いた。また、彼女らは「夫であるアーノルド・ピーターソン牧師が撮ったヘリコプター射撃写真と、チャールズ・ハンツリー牧師が撮影した光州キリスト病院に移送された多くの犠牲者の写真は、全斗煥(チョン・ドゥファン)の裁判にも提示された。私たちは、光州で何が起きたのかを知っている」と書いた。

 「5・18は暴動」や戒厳軍の殺人鎮圧まで否定する歴史歪曲にも深い憂慮を表わした。二人は「最近、ホロコースト(集団虐殺)自体を否定する人々がいるが、それは数百万人が体験した苦痛と喪失、歴史の真実を消そうとすること」だとし、「5・18を否定する人々が、歴史的真実の前で再び嘘をつかないことを望む」と記した。二人は続けて「光州で起きた不当な暴力のまん中で、これを目撃し助けることができたことに感謝する。私たちは今後も韓国を愛し、私たちが知る真実を証言するだろう」と明らかにした。

 二人は昨年、国立5・18民主墓地で開かれた5・18民主化運動38周年記念式にも参加した。当時、マーサさんは舞台で「私が見た光州は、言葉では表現できない残酷そのものだったが、光州市民の人間愛はそれ以上に熱かった」という内容の手紙を朗読した。

キム・テギュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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