東大阪で9氏全員当選
市議選 長尾市長不信任派に審判
大阪府東大阪市議選が二十三日、投・開票され、日本共産党の九候補全員が当選しました。現有四議席から大幅に躍進し、定数四十六(前回から四減)に五十二人が立候補する大激戦を勝ちぬきました。
日本共産党の九候補の全員当選で、長尾淳三市長への不信任を強行した自民・公明にたいする市民の厳しい審判がくだりました。日本共産党の九議席は新しい市政の流れをつくる大きな力になります。
全員当選を果たした日本共産党の浜正幸(55)、長岡よしかず(38)、しま倉久美子(52)、上原けんさく(42)=以上現=、うち海公仁(51)、秋月秀夫(57)、しおた清人(51)=以上前=、みわ秀一(52)、あさの耕世(28)=以上新=の九氏はこの日深夜、長尾淳三前市長と一緒に同市内でそろって万歳をしました。
(投票率45・48%)
長野市でも6氏全員
参院選後、初の県都での中間選挙として注目された長野市議選(定数三十九、七減、立候補四十三人)が二十三日投開票され、日本共産党の原田誠之(66)、宮崎利幸(68)、野々村博美(50)、小林義和(58)、阿部孝二(57)=以上現=、佐藤久美子(51)=新=の六氏全員が当選し、現有議席を確保しました。
自民党も民主党も公認候補を立てられないなかで、日本共産党は「参院選につづいてゆきづまった自公政治に審判を。新しい政治を長野から」と訴えてたたかいました。
与党勢力は七議席減。日本共産党の議席占有率は13・04%から15・38%になり、市民の要求を実現する力が強力になりました。
住民税大増税、国民健康保険料、介護保険料の値上げ…。「これ以上の負担増はごめんだ」という市民の声にこたえて、日本共産党は、国保料一世帯一万円引き下げなど、財源を示した公約をかかげました。
引退した保守系議員らが「地元のために」と党候補を推薦するなど、支持の輪も広がりました。
合併前の旧四町村では旧豊野町から三人立候補、他の旧村では空白となりました。元豊野町議の佐藤候補は、旧町村の施策が合併で後退したことを問題として、地域の声を届けると訴え、初当選しました。