柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

外交

2016-11-20 09:22:49 | Weblog
安倍さんがトランプさんに会いに行ったと大騒ぎです。その後すぐにペルーに飛んでプーチンと会ってますのでまぁ言えば「外遊ついで」のこと、うまく向こうさんが会ってくれたという単なるタイミングの話だったのかもしれませんがマスコミ上げて大騒ぎです。そんなに?トランプさんが外国首脳との最初の会談相手に安倍さんを選んだとはしゃいでますが、そんなに?と思いますが。でも思えば、新たに選ばれた大統領なり首相なり主席なりが最初に誰と会うかはマスコミ連中には絶好のニュースソースなのでしょうね、台湾の女総統の時も習近平さんの時もやってましたねそう言えば。わざわざに会いに行った態ではあります。謁見だと皮肉言う海外メディアもあり、小沢さんが権勢最高潮の時に子分を何百人も引き連れて中国首脳に叩頭外交しに行ったことを思い出すことですが、まさか日本中どこでも見られる名刺交換会のようなノリなわけはないでしょうが、様子見というこしらえであるにせよやはりお伺いを立てる態、新社長に挨拶に行った部長の態ですか。何か気分悪いことですが、損して得取れというのか、はじめにガツンとやれというより説得懐柔していく(TPPにせよ軍事同盟問題にせよ)方針なのでしょうね。日本人らしいというのか。安倍さんにしてこうですから、他の誰を持って来てもこれ以上のことはできぬでしょう、ポスト安倍と候補に挙がってる石破さんや岸田さんじゃぁとてもとても・・。つまり大国と非大国の歴然たる差。ガチンコな競争などできぬ現実です。だから外交だ、外交能力だということなのですが、向こうは強いのです。どんな異端がトップに立っても強さは変わらない、こっちに都合のいいように仕組みを変えて行かねばならぬ。ロシアもそう、中国もそうです。長門での会談で平和条約やあわよくば北方領土問題も解決したいという目論見なのでしょうが、パワーバランスの傾きですね要は。ベルリンの壁が崩れるうんと前に消えた筈の帝国主義をあからさまに振りかざす中国の領土欲、軍事大国化に、米露をどう味方につけるのか。だからあれだけ世界中を飛び回っているのです我らが首相は。世界からの賛同を得ねばならぬからですね。世界の仲介役になる。世界の顔役になる。どこにでも顔の利く立場を維持する。安倍さんの目指すのはここなんでしょうし、国土も人口も資源も小国日本の立ち位置はここと見極めておられるのでしょう。そのためのフットワークです。後世大宰相と名が残る人でしょうね。
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先約

2016-11-19 08:15:55 | Weblog
どんな先約なんでしょうね。ノーベル賞受賞式より優先する用事ってのが凡人には想像できません。ボブディラン。もちろん彼は凡人じゃありませんからそれでいいのですけれど、授賞側が相手がゴネる都度にあれこれコメントするのが却って気の毒なようで。授賞の知らせに全く反応しなかった時も、今回の欠席通知に対しても当局は「やさしい」です。言わば横着カマされているわけで、こっちの意向に沿わぬのなら授賞を取り消すとなってもいいわけですね。この辺りの行政(お上)のドタバタはよくあることです、先日も青森かどこかで写真コンテストに入賞したその被写体の少女がいじめで自殺したのを受けて、授賞を主催者の市がとりやめて、父親から抗議されてまた翻して、のあれです。その点ノルウェーの主催者は今のところ一貫してます、受賞者は彼だから、と。出てこようが来まいが関係ないという態度です。うむ、潔いと言えばそうですが、困惑は隠せませぬ。やはり世界的なイベントとしての沽券に関わります。何でも受賞記念の講演てのがあって、これは duty なのだそうです。これをしなかったらさすがに怒るぞという構えだそうです。で、昨夜朝日のニュースで言ってましたが、講演はしないが公演をするんだそうです。それでもいい。当局はきっとそう言いますね、そっちの方が「らしい」ことですし、授賞の本意ですわね。ここで風に吹かれてを唄えばいいのでしょうが、この天の邪鬼が唄いましょうかね。ポールマッカートニーなら間違いなくヘイジュード唄いますよ、ロンドン五輪の時のように。ノーベル賞を皮肉った反体制の新曲なんかを唄われた日には・・。ま、それも含めて彼に授賞したという意味意義であって、このリスクを承知の上だったことでしょうね。と、今度はこっちが皮肉な見方をするわけです。やれやれ、でしょうか、それとも想定内のことなのでしょうか、ノルウェー当局は。
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定番

2016-11-18 08:22:05 | Weblog
堺市の両親による4歳男児殺人遺棄事件、この手の事件にはすっかり馴らされましたが、やはり心が萎むことですね。マスコミの常でこういう時に両親よりも行政を責めるのです、それにも慣れましたがしかし何度も何度も同じ調子で定型化されると鼻につきます。今朝の読売のコラムは、児童相談所も自治体も何をしていたのか、と嘆じてます。向こうの対応も一緒です、ここまではやったけれど力及ばなかった、こういう事態には申し訳なく思う、でしょうきっと。でも、自分達が悪いとは言いませんよ、実際彼らが悪いんじゃないのですから。一から十まで両親が悪いんですから。鬼畜生のようなやつらが悪いのですから。鬼には会ったことないですが畜生達の子殺しとはきっと違う理由でしょう、彼らから一緒にするなと言われそうです。ちょうど朝日が特集始めてます「児相の現場で」。こういう時にも定番があります、極端な例を挙げる。児相が深く関わってうまくいった例、バカ親の返せ要求に法的に抗えぬとの理由でみすみす殺させた事例、児相が重要視しなくて虐待を見逃した例とか。で、決まって、もっと踏み込めと終わるやつです。きっとこれもそうなるのでしょうが、虐待親と子を引き離すことに法的根拠を求めることから他人事なんですね。マスコミの非難はあくまで安全地帯からの一般論です。行政を批判すればそれで済むと思ってますからね連中は。そうじゃないでしょう?そうではないことは皆分かっていることですよね。抉れよ!ですが。
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物価

2016-11-17 08:25:05 | Weblog
上がらぬ物価。新聞の見出しです。日銀の黒田さん、当初の公約(2%アップ)果たせぬままにズルズルきてます。否、ズルズルじゃないですね、破格の金融緩和して一気に円安に持って行って、輸出業界を十分に潤わせて(その分輸入に頼る業界は悲鳴モノだったのでしたが)トリクルダウンが起こる筈でしたが起こらず。で次は金利を下げて、下げるってもう殆どゼロだったところです、一気にマイナス金利って仕儀。日銀に戻したって金利がつかぬばかりか逆に取られる仕組みにして、とにかく金を市中に回せと図ったことでしたが、それもうまく行かぬ。手を拱いているのではなく、思った通りに結果が出てないということです。もう金融政策では経済は動かぬのだとの「実験結果」なのでしょうか。じゃぁ次は?財政出動ですか。税金と公共事業。減税は(色々の手段があり、回り回って結果として減税効果ありなんて誤魔化しのようなやつもありますけど)どうなんでしょうね、消費税上げなかったことを「心情的」減税と強弁でもしますか。でも、こんなことで国民は騙されません、財布のひもが緩む訳もない。コンクリートから人へ、といういかにもフレーズが大嘘だったとルーピーやイラ菅が教えてくれましたから、どんどんやればいいと思いますが、何故か勢いがないですよね。日本中の道路や橋やトンネルや各種インフラストラクチャーが老朽化し修繕建て替えの時期なんですから,全国的にやってしまえばいいんじゃないんでしょうかね。そして軍事費の増強とか。これはちと刺激が強いかもしれませんが、関連企業は潤いましょうに。一般人の消費意欲は簡単には上がりませんよ。もう十分にモノ持ってますから、皆。ですよね。
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深読

2016-11-16 08:21:32 | Weblog
まず訂正を。博多の道路陥没事故あれこれ皮肉言いましたが、汚れてない作業着に似合わぬヘルメット姿でマイクに向かっていた若い首長さんは福岡市長さんでした。てっきり県知事だと思い込んでました。最近は若い知事が多いので、だったのでした。不明を恥じて訂正します。
 当地では一昨夜の super moon は拝めなかったのですが、昨夜はくっきり大きな黄色い十六夜でした。そして今朝、西の空に白い残月です。当日に見えなかった分、サービスしてくれましたかね。
 昨日の中国新聞の朝刊に、吟遊詩人ボブディランの見出しでコラム載ってました。誰?と見ると宗教学者の山折哲雄さんです。ええ?月刊誌や週刊誌によく登場する論者です、皇室関係や災害時などによく見る名前です。こんな爺様(1931年生まれとあります、85歳!)がボブディラン?吟遊詩人をいえばホメロス、文学史の入試用の知識ですね、このことももちろん書いてありますが、ざっと眺めるにビートルズ、ポールマッカートニーの字があるのです、何々?30年前大英博物館を訪れた時にマグナカルタの原本やシェークスピアの原稿、バッハやベートーベンの楽譜に混じって、ポールの Yesterday の歌詞が走り書されたノートが開示されていて驚いたという経験だったのでした。そしてそれと今回のボブディランのノーベル賞受賞との共通点を深読みしてるという内容でした。イギリスのEU離脱、アメリカの酷い大統領選、そういう政治の言葉が風化したり腐臭を発して保守化するとき、詩の切っ先が抗議の噴気を吐き出す、んだそうです。ううむ、学者の言いそうな無理筋ですが、この人ボブディランなんて聴いてないでしょうにね。そっちを思ったことでした。
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安心

2016-11-15 08:19:54 | Weblog
博多の大陥没事故、TVが詳しく教えてくれて市当局もあっさり認めてましたが、地下の掘り過ぎが原因で、これでもかの人災。死傷者のいなかったのが幸いで、それは工事してた人達の機転に負うことだったという事実も報道されてました。すぐに若い県知事が全然汚れてない作業服姿でマイクの前に立って話してました。責任を認めて復旧に全力で向かうという潔さのアピールでしたね。あれこれ言い訳しなかったのがよかったわけです。あの状況は言い訳できぬことではありますが、得てして行政は逃げますからね。そこの手際の良さも目立ったことでしたが、その後も速いこと。一週間で復旧するとぶち上げてました。一週間?そりゃ無理だろうに。あれだけ深く陥ち込んで、ガスの電話線の水道のとライフラインがぶち切れていて、一週間で?あの大量の土砂や水はどこ行ったんだ?って、下に下に落ちて行くしかないわけです、せっかく掘ってた地下鉄坑道をすっかり埋めたってわけですね。でも、もう危なっかしくてそこはそのままなんでしょうかね。落ち着いてからもう一度掘り進めるって?それとも。でも、今朝早くに規制解除されて車がバスが走ってました、その映像でした。福岡県の威信を賭けた大工事、という位置づけだったんでしょうね。あの若い知事の迸る気合いが見えるようです。つまり大パフォーマンスですよ、地方都市から東京大阪に向けた。どうだ?!道行く人がマイクに喋ってました、こんなに早いのはかえって不安だって。そうですよねぇ。役所仕事にしては手際が良すぎますから。でも、やればできることが証明されましたから、今後遅い仕事への風当たりが強くなりましょうかね。
 レオンラッセルの死亡記事です。74歳、ビートルズ世代です。音楽、洋楽に興味のない方には誰が誰やらわからぬことでしょうがすみません。有名なキーボード弾きです。長髪と伸び放題(に見える)の髭、そしてサングラス。素顔がわからぬ人でした。どの新聞にも代表曲としてa song for you が挙がってましたが(もっともこの記事のネタ元が一緒なのでしょうからどの新聞も同じになるわけなのですが)、もちろんこの曲も有名ですが Maquarade 仮面舞踏会 も有名です。メロディー聞けば大概の方はおそらく聞いたことのある曲でしょう。見た目はむさ苦しいオッサンですが出てくるメロディーは美しい、よくあるパターンでしたが。また一人60年代70年代のミュージックシーンを飾った人が逝きました。合掌。
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干満

2016-11-14 08:12:46 | Weblog
日は淡々と過ぎ、いつの間にやら立冬も過ぎ、TVは今日は満月、68年ぶりの super moon だと言ってます。当地は雨です、おそらく今夜の満月は拝めぬことでしょうが、最近は妙に夜空を見上げて月の満ち欠けに気づいてます。月の満ち欠けと言えば旧暦です、潮の干満です。人の生き死に(出産と死ぬ時)も関連することは昔からまことしやかに伝わってますし、望日あるいは朔日に多いというやつです、現に海亀の産卵やフグやカブトガニの集団受精(交尾)は大潮(つまり満月の日)に決まってますね。バンパイアやドラキュラのように世界中の怪奇譚が満月新月に繋がるのは人の心を動かすリズムなり科学で証明できないエネルギーなりがそこにあるからでしょうね。母なる海なんて言いますね、ダーウィニズムに従えばヒトは海から陸に上がってきた進化の結果ですから海水の要素が体に残っているのだ、海の周期が残っているのだという事実に則ってです。血液と海水(無茶なんですが人工血液ってのが真剣に研究されてたんですから海水を基に)の相似性、女性の生理の周期などが根拠です。日本には月の満ち欠けの名称がたくさんあって、これも趣をそそりますよね。三日月や上弦下弦だけじゃないです、立待月、臥待月や十六夜の類です。いざよい、なんてグッとくるでしょう?若い時からこういう呼称(文化ですね大きく出れば)に興味があって、その根拠なり理由なりに接することを面白がってた方なので、こんなマニアックな話に進んでしまいました。
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実情

2016-11-13 09:33:45 | Weblog
トランプ話題、承前。新聞記事ですが米国民の世論調査でトランプ受け入れるが84%だったそうです。日本でよくやる支持率ってやつなんでしょうが、つまり全国あちこちで起こっている反対デモや暴動を受けての調査なのでしょうけれどこの結果です。でもこれが例えば半々になるとかあるいは不支持が半数を越えるとかはまさかないでしょう。それこそ日本の内閣支持率なら平気で50%(ポイント)以下を示しますし、今をときめく韓国の女大統領のそれは5%だそうですが、選挙してすぐの時点でこの数字は真っ当ですよね。自分達の選挙を否定することになりますよ。仮に受容拒否の割合が反対であっても選挙のやり直しなんてないのですからね。これは英国のEU離脱国民投票の後のドタバタと同じ現象ですし、それだけ多くの国民にとって驚天動地の結果だったのですね。できれば時間を戻してくれ、俺は(私は)ヒラリーに入れ直すという人が多いのでしょう。まさかの坂を上がれネェ。落語のまんまです。TPPがどうなるんだとの議論も多いことです。今後周りからのこれでもかと懐柔を受けることになりましょうから、彼も尖がったままでいられるわけがないです。公約破棄とか変節といったレベルの変更が十分にあり得ることですが、石原大臣が間抜け顔で言ってますが、日本があれだけ国会通過を急いだのは交渉の主導権を握りたかったわけですね、そして大義がいる。トランプさんの放言の中の保護貿易指向を捉えて、自由貿易か保護貿易かという二項対立図柄を掲げてます。自由という響きに頼っているわけです、つまり誤魔化してる。今でも十分に自由貿易でしょうに。関税掛けぬことが自由貿易じゃないですね。こういう時にいつも思い出すのですが、関税取っ払っての究極の自由貿易だ、平成の開国だとイラ菅が突然に言い出した時に、まだ発言力のあった亀井静香が「関税自主権は主権国家としての当然の権利のうちの一つだ」と噛みつきました。関税自主権かぁ、と中学時代の社会の教科書をめくる思いがしましたが、そうですよね。明治日本は幕末に結んだ列強との不平等条約の改正に長い年月を要した、その為の富国強兵政策だったというのが習ってきた歴史ですね。日本の高度経済成長はまず繊維、次に自動車を安く売り家電を安く売り、農畜産物に高い関税掛けて日本の第一次産業を守ってきた、その結果ですよね。その良し悪しを今更言い立てても益はありません。各国なりに輸出入の均衡をとるための工夫、自国の産業を守るための工夫、それが関税でしょう。守るってのがいけない?それがグローバリズム信仰なのですね。多国籍企業(つまりはアメリカのネオコン、軍民複合体、ウオール街)の大儲けの中心理論、ドグマです。どうしてそんな連中の金儲けの理屈にこっちが合わせねばならぬのでしょうね。関税なくなれば輸出品がもっと安く売れる利、それはそのまま輸入品が安くなって自国製品が売れなくなる不利益です、そんなことは私にでもわかる、つまり子供でも分かる計算。そこを政治家は頻りに誤魔化すわけです、北米や豪州のあの大規模な農畜産業に日本が敵うわけがないのに、質で勝負しろとか、農協改革しろとか筋違いですり替える、小泉ジュニアが旗振ってますが。トランプはそんな理想空論を言わずに直に指摘したのです、日本が食品に38%の関税かけるのなら向こうの自動車にも同じだけかけろと。現実に何%の関税かかっているのか知りませんし、彼は知らぬことが多いとのことですから正確さには疑問符が付きますが、貿易とはこういうことですよね。各国の事情や工夫を無視してどこもかしこも関税ゼロにしろ、そういう均霑こそが公平だと、そういう同条件での勝負、ガチンコを強いるわけですが、それは喧嘩と同じこと、強い者の理屈でしょう?そして弱者救済のテイストも香るのです、だから正義の制度のように思い違える。例えば農産物しか輸出物がない貧しい国にとればとにかく安く多く売りたいわけですから、関税分が邪魔になります。二国間の取り決めであれば情状酌量もありましょうし、敢えて不公平な契約もあり得るわけでしょう、わざと輸入超過にして相手国を助けるとか。言うところの外交手段の一つとして。十数国の貿易を一律の条件下に置くなんては理想論ですね、公平至上の左翼的空論。もっと言えば社会主義的制度。文化も文明度も違う異民族の、しかも国力の全然違う複数国の集まりです、超大国アメリカの好きなままになることですが、そのアメリカが(トランプが)日本優位になることを怖れているのでしょう。何故か。一般の日本国民には分からぬアメリカの事情でしょうきっと。実は足元が本当にぐらついているとか。雇用がなくなるというんですからTPPで。商売も博打も金持ちが結局勝つでしょう?大資本の勝ちなんです普通は。アメリカが金持ちではなくなってる、というか利益の寡占が本当に進んでいて(あの1%対99%の比較ですね)、国民の分断はとても深刻なことなのだとか。だから日本の勝機なのだ。安倍さんがそこまで読んでいるのかどうか。トランプさんのおかげでアメリカの実情が露わになった。そういうことなんでしょうね。今後はきっと大豹変(彼が君子かどうか。革面の方かもしれませんが)するのでしょうけれど。
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威信

2016-11-12 08:45:34 | Weblog
トランプ評論のもう一つ、この流れはイギリスのEU離脱と軌を同じくするものだという説。表だって言えぬ、鬱屈して溜まりにたまった住民国民の不満が噴き出した説。どちらもまさかまさかの結果であったことがそれを支持すると言うわけですが、ふむ。イギリスの時は大英帝国の復活調、懐古調の解説がありました、トランプさんの Make America great again! と通じますね。EUの決まりに縛りに縛られて、もとよりヨーロッパの一員という意識に薄い英国人(だそうです、EUの前身たるECにも長く参加してなかったですし、フランスとの歴史的対立は習いましたね)がその孤高気質に相俟って、かつて七つの海を支配して世界に君臨した誇りと優越感に心が震えた、奮い立ったという背景はあるでしょうね。頻りに言ってましたね、年寄り連中が離脱、若い衆が残留と色分けされていたと。これもその読みを支持することでしょう。トランプと一緒かぁ。あの煽りと一緒ですね。表立って言えぬこと、アメリカの political incorrectness とイギリスの欧州意識批判(西側大国としてのジレンマ)。評論家達の好きそうな項立てではあります。
 博多の陥没事故、何とも速い修繕で。やればできるんじゃないの。役所仕事がどうしてあんなに遅いのか、それは連中がやる気がないから。それを逆証明してくれる好例でしたね。福岡県の威信にかけてとの知事のハッパだったのでしょうが、鼻白んでいる連中も多いことでしょうね。やればできるんじゃないかっ!!
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天井

2016-11-11 08:23:10 | Weblog
分断と大衆迎合、そしてガラスの天井。今次の米大統領選のキーワードはこれですか。新聞やTVに踊る見出しです。トランプさんの隠れ支持者。これもよく耳にします。political correctness を言い続けなければならぬ欺瞞への反抗という解説が多いです。誰かに問われれば当然の様な顔でトランプを非難して、票はこちらに入れる。あり得ることです十分に。抗議集会があちこちで開かれてるとの報道です。新聞に載る写真のプラカードには、stop Trump Shut down white supermacy とか No to Trump ,No to racism & sexism と読めます。人種差別や女性蔑視非難ですね。ま、あれだけ口汚く品悪く言い放たれた日にはこうなりますわね。暴行を受けたという女性に対して、あんな奴は俺の趣味じゃないと言う人ですから。そんなことは知らぬとか事実無根だとかでっちあげだとか、日本人ならこう反論するところですがね。メキシコ国境の壁、ムスリム入国拒否、どうするんでしょうね。まさか本当にやるとはさすがに思いませんが、その拳をどう降ろしましょうか。心配でしょうねぇ常識人の方々には。既得権益に守られている方々には。でも、この人もそんなに正義の味方でもないでしょうし、弱者の味方があんな金持ちにはなれませんし。大衆迎合、ポピュリズム。選挙制度の根源的欠点です。ガラスの天井がヒラリーを拒んだ、こういう切り口も見出しにし易いことでしょうが、ヒラリーさんがこれだけ嫌われてたということですよね。日本にいる我々には伝わらない知らないあれこれのスキャンダルやらネオコンとの癒着あるのでしょうよ。女だから撥かれたのではないでしょう?どう思われますか、賢姉の皆様方。
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