柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

記録

2018-09-17 08:29:33 | Weblog
稀勢の里、ここまでですかね。NHK御用達の舞の海が解説でした(この人は毎場所決まってます、初日と千秋楽は向こう正面で北の富士と組みます、中日八日目はメインの解説です)、元々稀勢の里には辛口の人ですが、今後三役と当たっていく、危ないことだと。その通りでしょう、素人目にもわかります。ハラハラさせる、やっと勝つ、大歓声がわく。弱い横綱への判官贔屓です。彼が出てれば客は呼べますからね協会はこれでいい。満員御礼続きです。が、今後三連敗くらいして怪我の悪化とかで引退でしょうねぇ。一方で強いですよ今場所の白鵬。気合いが違う感じです。鶴竜も引きませんよ今場所は。引かなければ相撲の上手な人ですから大きな相手に対しても安心して見てられます。鶴竜だけじゃないです、御嶽海も稀勢の里も「引くなよ!引くな!」と声出しながら見てます。で白鵬、横綱800勝だそうです。通算で今1050勝越えて、もうすぐ幕内1000勝なんですよね。1000勝なんて言われてもピンともポンとも来ませんが、一場所15日ですから全勝しても66場所。年6場所ですので11年。そのうち800が横綱になってからってのもえらいことで。歴代の記録が出てます、横綱在位67場所で800勝、二位が北の湖で63の670、三位が千代の富士で59の625、次に大鵬58の622、五位があの輪島です47の466。一場所当たりの平均勝ち星は白鵬12、北の湖10.6、千代の富士10.6、大鵬10.7、輪島9.9となります。それぞれ休場場所があります、特に大鵬は多かったですからね、それは割り引くのですが、それにしても白鵬の記録は群を抜いてます。まさに大横綱。朝青龍が早々にいなくなったですから他に敵がなかった、負ける相手がいなかったという環境も大きかったのでしょうが。今場所はこの人が優勝して締めるんでしょう、幕内1000勝と41回の優勝とを土産に。不滅とされた大鵬の記録を10も上回るんですよ、すごい事。ちなみに勝ち星二位の北の湖が優勝24回にとどまってるのは輪島がいたからですね。輪島は優勝14回です。大鵬の時には柏戸や佐田の山など強い相手もいたのでしたが柏戸は怪我が多くて、という環境要素は大きいことです。記録はあれこれ読み込めます。
 も一つえげつない記録が出てます。男子マラソン、2時間1分39秒ですって。これも歴代10傑の記録が載ってますが、ケニア勢が6人エチオピアが4人、二国で独占。この新記録もケニア人です。1分ですよ。11分じゃありません!11分なら日本人のレースですから。とても世界で勝負できません。瀬古の時代はよかった、です。アフリカ勢が出てこなかった時代は・・。中国がゴタゴタしているうちは日本が世界二位の経済大国でいられたように、参加国が少ないうちは柔道もバレーボールも体操も日本強かったように、中国が出てこないうちはスポーツでも何でも日本がアジアの雄だったように、マラソンが白人のものだった時代もあったのでした(フランクショーターなんていましたね)。もっともマラソンは前の東京五輪でアベベ、次のメキシコでマモウォルデと黒人が勝ちましたが国情定かでなければ五輪どころではなく、野球で言えばプロを排除してアマチュアで世界一を僭称していたようなもんです。アマチュア規定が五輪規定がどうのこうのではなくて、中国アフリカなどの「後進国」にアスリートとしての才能がたっぷり眠っていたということです。どんな競技でも賞金が出るようになって、それで稼ぐ、生計を立てられるようになればどんどんやってきます。ハングリー精神なんかじゃなくて生活の糧。才能のない者のやっかみですけれど、速く走るだけで大金を手に入れられるのですから、元々能力に優れた者達です、来たら負けません。幕下級の者同士が競っていた場所へ三役級がワンサカやってきた態です。サブテン?先にやっと日本記録が更新されたかで一億円もらってましたが設楽(したら)、6分台ですから。8分台でやった!と言うてるレベルです。瀬古さんがヘッドで仕切ってますが体操協会と同じ図式なんでしょうね、俺の言うこと聞けの世界。青学の原さんをトップに据えたらいいのに。瀬古さんは客寄せに回して。世界は遥か彼方に霞んでます。東京五輪も暑い中で勝つのは彼らです、決まってます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 不便 | トップ | 言辞 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事