柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

言辞

2018-09-18 08:26:45 | Weblog
寛容さを求める不寛容な人々。月刊誌の新聞広告見出しです。きっとこんな内容だろうなと十分に推測されるものですが、この表現です。逆説のレトリック。よく見ますね、反対語を並べる。難しく見せて、しばらく考えさせて、ああそういうことかとほどなく合点がいく、理解できる。難しすぎるとダメです(ああなるほど、と思わせなければダメです)。でも、難しそうに見えないとこれもダメです、誰も食いつきませんから。上記の寛容さ云々も、寛容という単語で目を引いて、不寛容と並べて考えさせる。多様性と言い募りながらそれに従わぬ者を排除する、ポリコレ棒信者の事ですね。他にも色々あります、自由という不自由とか、守りという名の攻撃(攻撃は最大の防御なり)、これもよく聞きますね 終わりの始まり、民主化という不秩序、などなど。民主化云々はちと毛色が違いましょうか、アメリカがよくやる奴です、イラクやエジプトリビアを潰した手法です。こういう表現は著者のドヤ顔が見えそうで、嫌味なことも多いことですけれどね。
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