柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

目眩

2014-06-29 18:46:07 | Weblog
都議会野次事件、どう思われてますか。人権屋たち、左翼さん達が目を吊り上げて非難します、女性蔑視、女性の人権侵害。少子化問題にかけて結婚や妊婦への補助等の質問している時のできごとだったそうです、お前が結婚しろよ、お前が産めよの野次。質問してた女史は未婚だそうです。週刊誌がすぐ反応して、謝罪した分別盛りであるべき51歳議員の素性を暴露する、返す刀でこの女史のイワクも暴きます。この女史もなかなかの前歴の持ち主です、少子化をとやかく言う資格があるの?レベルではあります、こちらは週刊誌をご参照されたい。が、今回は一応被害者です、一躍フラッシュたかれたヒロインです。しおらしい顔して怒っておればよろしい、マスコミがあれこれほじくり出してくれます。声紋ってのですか、オシロスコープ示して、今時の音楽づくりを見るようなデジタル技術を見せてくれます。録音分をデジタル加工して、耳には聞き取りにくいものを引っ張り出す。ここにこういう声が確かにあります、と。あれこれ解明されていく所が放映されるに従って、こりゃ逃げられぬと思うのでしょう、民主党の誰かが「頑張れよ」と言ったのは私だと名乗り出たそうです。もう遅いと思うのですが、後でバレるよりは自白の方が印象はいいですからね。で、「お前が産めよ」は誰が言った?今俎上に挙げられている野次の中ではこれが一番悪いモノですかね。少子化を何とかしろと30歳過ぎた未婚で未産の女が言う。女の味方、なのでしょう。少子化を担ってる(おかしな言い方ですが)者の気持ちを代弁するものでもあるのでしょう。そういうあなたはどうして結婚して子供を産もうとしないの?こう言えばあるいは許してくれたでしょうかね。が、ここで人権屋たちは言います、産みたくても産めない者への差別侮蔑だと。どうしてそうなりますかね。結婚するしない出産するしないは女性の自由意思だ、強制されることではない、人権侵害だと。自分の(女の)自由だと言いながら、補助や制度やの出産可能婦人たちに向けての環境整備は声高に要求する。そうしておいて結婚しない産まない、それは女が決めることだからと。おちょくって楽しんでるの?私以外の女が産めばいいのよ?そういうことですか?男は産めない。母親になることはどんな上等に見えるキャリアにも匹敵する、遜色のない仕事です。そういう押しつけが嫌だと、社会への関係保持(栄達、出世)を出産育児より優位に措く、ようになったんですよね。だから男からお前が産めよなんて言われることは最高に逆鱗に触れる事象なのでしょうね。あんな場面であんな発言するってのは個人の資質、品性、知性、の問題です、平たく言えばバカなんです。未だに社会ではああいう差別蔑視人権無視が罷り通っている、「男は皆ああ思ってるのよ」なんて一般化してもらいたくはないことですが、そう非難しながら自分はもっと上等だと逆差別している人権主義者さん達には、女が産まなくていいのか?という社会構成員として一等最初に求められている役割を、産みたくても産めない人がいると産めない同性さんを差別しながら自分も産まなくていいとすり替えてるのはいいんですか?あの野次事件は一方で平べったい言葉狩り事件でもありますよ。待ったましたとばかりの人権振り回しで目眩まし喰らってますけれど。
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野次おやじは不滅 (マ様)
2014-07-05 15:07:18
なんどもワイドショーで流れましたね。野次場面。
言った野次親父も言われた女史も私はスカン事です。
嫌いです。個人的にですが・・・。

いつになってもこんな野次飛ばす男性はいるのですね。聞き流すくらいに思って本人気にもせず言ったのでしょうね。馬鹿ですね。言われた女史も後で誰が言ったなんて犯人捜ししなくたって本人言われた時に「むふっ・・・」って言った方向見て小首をかしげているように私はみましたが・・・。後で誰が言った?謝れなどという前になぜそこで言わないのでしょう?

議会のことはよくわかりませんが、私がもし彼女の立場なら(と、いってももちろん人それぞれ性格がありますが)野次にカチンときたならば「今のは問題発言ですね・・・。」と、言葉で野次親父の胸ぐら掴んでおいて言葉のナイフで逃げられないようにアキレス腱切っておきますがね。(笑)後からじゃ遅いです。今です。その時に言ったことの後悔と恐怖を味わっていただきますがね・・・。

と、言ってもあの女史だけがここまで大きな事にしたわけではなくここぞとばっかりに便乗したバックがついているのでしょうが、あの謝罪会見あの女史を見てしょうもないなぁと勝手に思いました。

私も子供を産んでいない女性の一人です。結婚してから言われましたね、子供は?晩年寂しいよう、老後は困るよう・・・と。まぁ皆さん心配してくださることでした。
一言も言わなかったのが私の両親と兄だけです。(笑)
別に言われても軽視されてるとか思ったことはありませんでしたが、ある日主人が主人の妹に「親にもなったことのない人が・・・」と、言われているのを聞いた時はカチ~ンときました。主人が言われたからとかではなく親になったことのないくせにという言葉にむかつきました。心の中でぶん殴りました(爆笑)

言葉って使い方で優しく包む毛布にもなればその言葉で人も殺せる刃物にもなるわけで・・・私も人のこと言えません。使い方に気を付けなければ・・・。
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マ様に (書翰子)
2014-07-09 19:09:34
いつもご意見有難うございます。ご返事遅れました、すみません。何日かに亘ってこの話題について書きました。中で書きましたように男の意見と女の意見がくっきり分かれて(見方の違い、捉え方の違い)、阪大の女教授さんの言う、男に植え込まれている構造的な女への蔑視こそが抜きがたい障壁であることなのでしょう。女子供が、というあれです。私もオッサンですからそこのところ十分に肯ぜます。ああいうヤジが個人の資質、知性、人品骨柄、育ち、お里に拠るところは確かなことで、ですからお考えの通り「この馬鹿!」でよいことなのですが、マ様仰言るように「便乗するバック」が必ずいて、事を大きくして抽象化して騒ぎ立てるわけです。この女議員も後で唆されて便乗した口でしょう、わたしもそう思います。現場でのあの仕草はまさにその通りですから。産む産まぬ産めぬについて男が不用意に口出しするは控えるべきと思いますが、だからと言ってタブー化、さらには不可触化するはそっちの勢力の思う壺です。すぐに人権に繋いで大声で叫ぶ向きには距離を置くべきと思います。が、このヤジ自体の下品で低俗粗野卑劣、低能さが元凶であることには違いありません。恥を知れ!大バカモノ。ま、あの場面ではそれじゃすまぬことでしょうけれども。今後ともよろしくご意見お寄せ下さい。感謝します。
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