柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

適任

2014-06-28 08:08:31 | Weblog
天皇皇后両陛下が沖縄に行かれて、沖縄から長崎へ向かう途中沈められた子供を大勢乗せた対馬丸への慰霊をされたと何度も報道されます。撃沈されてから70年、記念してのことです。天皇陛下と同年代の子たちの疎開途中の出来事です、特別のお気持ちがあることでしょう。そういうお気持ちを感じていればいいことでしょうに、朝日系のTV局は当時の関係者(生存者かもしれません)の語らせます、当時強制的に疎開させられてこの顛末だと。殺されたというわけです、集団疎開という行為によって殺された、あの強要がなければ、という話です。当時の関係者の方々には部外者には届かぬ思いをお持ちのところ十分にわかっているつもりですが、疎開が間違いだったというのはいかがなものでしょうかと思いました。子供を助けねばならぬ、そういう目的の行為対策であった筈です。いえ今この立場で考えれば、あんな近海ですら敵潜水艦の自由にされてるほどの制海力のなさ、それは戦争を継続できないという証拠であった筈で、すればどうしてそんな危ないところにわざわざ大勢の子供を集めて行かねばならぬなかったのか・・という無念、重々理解しますが、本土においても都会から田舎への児童の疎開が一般的になっていた時代です、今上天皇も幼少時に経験なさったことです。あの時代に生まれた運命だったと、そういう鎮魂こそ大事なことのように思います。戦争への忌避感を強調する、それは明らかに今次話題になっている集団的自衛権への反対に繋いであるわけです。戦争できる国にするな、戦争する国にするな、戦争はこれほど悲惨なことなのだ。誰もが思っています。反対派はこのように、安倍さんの言うところの目的を闇雲に戦争に繋いで騒ぎ立てます。戦争しに行くのか、自衛隊員を殺すのか。殆ど煽情です。安倍さんの理屈は、一国平和主義では真の平和は守られぬとの覚悟なのです。これを反対派はわかろうとしません、無視してます。ですから議論がすれ違ったままです、いえ正確には噛み合わそうとしてないのです。わざと外し続けてる。一国平和主義とは、丸腰平和主義のことです、こちらが武器持たなければ誰も攻めて来ないという空想です。安倍さんの求めているのは同盟関係を強化すれば、それこそが抑止力になって武力衝突を回避することができる、こういう構えです。それを、戦争するな!に無理やり繋ぐ。だからここで待っていても何も進まないと読んでいるから急ぐ。公明党を脅して閣議決定に持っていく。千載一遇の機なのです。改憲への道です。ここでひるむわけにも立ち止まるわけにもいきません。この人こんな強い人だったんですねと感心します。私はこの時期に最適なリーダーを戴いていると思います。いかがですか。
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