柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

真相

2015-03-25 08:23:05 | Weblog
昨昼のワイドショー、昼休みはTBSのひるおびを見るのですが、横綱白鵬の一連の「事件」を解説してました。大相撲のご意見番然とした元NHKの実況アナ杉山さんとスポーツライターの玉木さんが出てました。杉山さんは博学とかわいさ余って・・の気持ちが重なって少しく独善傾向がある人です(だから聞いてて面白いんですが)、玉木さんは以前八百長問題で大揺れした時に、そもそも大相撲ってのは八百長も含んでの神事なのだ、フェアプレイを強いるスポーツとは一線を画すものだと、バッシング一色の中反対論陣を張ってた人です。で、今次の白鵬事件、因縁の稀勢の里戦の物言いへの物言い事件、あれは子供が見てもわかる勝敗だ、肌の色は関係ない筈だとの言動、先場所も優勝しましたが、15日間マイクに背を向けて一切コメント出さなかったのでした。そこを解説してました。白鵬は横綱になってずっと日本の文化に馴染もうと努力して、日本人以上にしきたりや相撲道を考えてきた人なのだ、それなのに双葉山の記録に迫った時これを阻止したのがやはり稀勢の里でしたが、あの時のやんやの喝采、その後も彼が負けた時に場内では万歳まで起こってた、彼がこれだけ日本人になろうと努力してるのにいつまで経っても外人力士のヒール役から抜けられない、そういうモヤモヤガずっとずっと積もっているのだと。肌の色云々の発言です、同じ東洋人で肌の色って?と怪訝でしたが、ああ、そういうことかと初めて気づくこっちも間抜けなことと思ったことでした。相撲の勝敗は取っている者が一番分かる、んだそうで、あとでビデオでどっちが先に・・なんてのは実は実感とはかけ離れるものなのだとも言ってました。なるほどねぇ。そういうのが積もり積もってだったんですね。横綱としてキチンと振舞おうとしている、異文化の伝統を守っているという自負でしょう。杉山さんは観客側に問題があるんだと言いたげでした、そう直截には言いませんでしたが。こういう見方、なんですね。マスコミの言うことしか聞いてないとこうは気づかないわけです。改めて感じ入ることでした、マスコミ報道が正しいんじゃないですよ。
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