柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

味方

2017-11-27 08:22:38 | Weblog
14日目に優勝が決まって、千秋楽の楽しみは八角理事長の挨拶と白鵬の優勝力士インタビューです。これは皆がそうだったでしょう。何を言うか。理事長は「日馬富士の暴行問題では・・」とちゃんと話してましたがNHKなどニュース番組ではそこを省いて「皆様にはご心配とご迷惑をおかけして云々」の謝罪の部分だけ流します。こんな切り取りしてどうする?です。まだ容疑者だからですかね、要らぬ忖度でしょう?皆知ってることですのに。そして白鵬です。結びをきっちり勝って(相手が豪栄道ですからね。千秋楽に大関横綱の対戦がこれだけってのも不細工な場所です)40回目の賜杯を受けて、総理大臣杯は麻生さんが渡してる、あの人の選挙区です九州場所。優勝旗を渡すのが日馬富士の師匠の旭富士です、これも皮肉。その後にインタビューです。見たことのない若いアナウンサーが聞いてました、大丈夫かいなこんな大事な時に。でも、役者は白鵬の方がうんと上でした、ありきたりな質問には答えずまず謝罪します。場所中に水を差す出来事があって・・。ああ、これは上手な表現じゃなぁと感心しました。水を差すかぁ。これを白鵬が考えたのなら日本語力は最高レベルでしょう。悲しい出来事とか由々しき出来事とか言うより聞き易い言葉ですね。で、その後、しっかり調査して膿を出し切って二人の力士には土俵に戻ってもらいたいと言い、大喝采を受けてました。あそこでは、あの雰囲気あの空気の中では拍手が湧きますねぇ、白鵬の勝ちですね。更に最後には万歳三唱です。観ながら、ああやられた、と思いましたね。先んじて観衆を味方につける。40回目ですからインタビュー慣れしてるし、いきなり四方に手を振って応える辺り、インタビュアーは置いてけぼりですし、まさに独壇場。大喝采です。みんなが万歳してる。一体何に万歳だ?わからぬままに空気に従って。こんなことですね、盛り上がりゃいいわい。新聞にはあれこれ批判が載ってます、やくみつるが玉木正之が、やり過ぎだ、お前が決めるな、傲慢だ。そうですけれどね。だから先んじたわけですね。ファンを味方につける。そんな意図があったかどうかは知りませんが。大パフォーマンスでした。やられたぁ~、でした。
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