柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

暴露

2016-01-23 08:11:47 | Weblog
甘利大臣、大災難が振りかかってます。野党が依拠して詰め寄ってる文春記事は十分に生々しく、こりゃ本物の暴露モノですな。写真をこれだけ撮らせるってのもいかがなことかと思いますが、これは脇が甘いとは言わないのでしょうか、来訪者には、特にお土産付きの陳情者にはこれくらいのサービスはせねばならぬということでしょうが。しかしこのクライアントはよくもこれだけ証拠を集めた(写真を撮った)もんですな、端から暴く意図があったんでしょうね。でも、やはりそうなるにはそれなりの理由がある筈です。こういう時に専門家評論家有識者達は眉を顰めて鼻膨らませて解析して見せます、どうして今?このタイミングや如何?いやいやそんなことより、どうして?でしょう。目的が達せられなかったから怒ってるんですよね。この野郎!との動機でしょう。それは何故か。金だけ受け取って口利きしてやらなかったんでしょうか。口利きがうまくいかなかったんでしょうか。応対が横着だったんでしょうな、秘書にしろ本人にしろ。言葉、態度、全てにつけて。とにかく金渡した土建屋さんは怒っているわけです。こういう訴訟事、諍い、争いごとは必ず個人の感情、怒りの感情に起因します。私の業界の訴訟事も全ては言葉の行き違い、説明不足が原因です。これはどんな集団においても同様です。人間関係の機微はここに極まるのです。とんでもない結果でも訴訟に至らぬことがある、しかもこっちのほうがうんと多いという事実は、人の心は(日本人の心は、と言い換えられましょうか)納めるほうに元々傾いていることを示すのです。きちんと伝えれば少々のことは納めようとする生来の心根です。そこをしないから怒る。事実関係がどうのこうのと逃げてますが(法律問題はこちらですから当然ですが)、どうしてこういう事態に至ったのかは本人はよく知ってる筈です。どうして金運んだ土建屋さんが怒ったのか。初めから足を引っ張る、失脚させる意図だったなんてことなら特異です、上記のあれこれはあてまりませんし、もっと他の黒幕を考えねばなりませぬ。が、逃げられないでしょうねぇ。
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