サンモニで元法大学長の田中某女史が眞子さんの顛末を非難してました。好きな人と一緒になろうとしてる、それだけのことなのにメディアは晒し者にしていると。これには誰もが反論できます、普通の人なら道ならぬ恋だろうが親の許さぬ仲だろうがどうぞお好きに駆け落ちでも何でもおやりになればいいです、誰も何も言わない。彼女が皇室の一人、皇嗣の長女だからあれこれ言うてるのだと。ここを田中婆様はスルーして一人の女しての自由だけを盾に論じます。下世話な中傷もさぞや多いのでしょう、だから複雑性PTSDなんて病名を捏ね上げて世間を非難してますが、雅子さんの適応障害と同程度のことです、きっと世の中の普通に嫁した女性たちの多くが同じようなしんどさを越えてきてるのでしょうに。有名人は好奇な目に晒されるは宿命です、元々は尊崇畏敬の念が前提の皇室観のはずですが、それを好奇の目に変えるのはメディアだけに因があるのではないでしょうに。
昨夜BSプレミアムで西城秀樹を特集してました。85年の武道館ライブ映像でした(前半はNHKの歌番組映像)、長々と3時間半です。さすがに最後までは見られませんでしたが、ううむ、でした。郷ひろみ、野口五郎と御三家扱いされて年齢は私より一歳上、高校生時分の歌謡曲全盛時代、歌番組全盛時代の一翼を担った人、明星や平凡の付録のピンナップを何度も飾ったアイドルだった人ではあります。脳梗塞に倒れて、晩年は長嶋のように病身をわざわざに晒して痛々しく回らぬ口でヤングマン唄ってましたね。早くに亡くなったことでした。デビュー50年を機としての企画だったそうです、ということは他の二人もそれだけのキャリアということで。うむ。もちろん昔の映像です、それが楽しみでもありましたが(多くはリアルタイムに観ていたものでしょうから)、ああ、知らぬ歌ばかりじゃなとの感想でした。そう思うと郷ひろみは結構ヒット曲があるのです、多く口ずさめる。この人はローラまでがやっとで、それから先知らない。ブーメランとギャランドゥーくらいです。もっとも野口五郎はもっと知らないですか。私の世代だけが記憶に刻している人、懐メロでした。85年のライブ映像見て時代感じましたよ(35年も前ですから当然ですけれど)、武道館でのステージでもNHKの歌番組のスクールメイツよろしく大人の男女ダンサーが後ろで踊るのです。このみじめったらしさはなんだ?悲しい場末感です。いや、あれが当時の標準であったのでしょうし、ファンは詰め掛けていてペンライトを振っています。昔の映像はその時々の空気までも写し込んでいるとはよく言われます、名作と言われる映画がそうです、寅さんシリーズで山田監督はきっとあの時代の日本各地の空気を匂いを残したかったに違いないと見るたびに強く思います、今回の映像も当時の自分を思い出すよすがにはなりました。85年、阪神が優勝した年、幼子がいて・・という繰りです。