感染クラスターがあちこちで発生してます。で、世田谷区が介護施設・保育施設の従業員全員にPCR検査する、費用は4億円超だと報道です。それに対してまた賛否噴き出てます。皆苛々してますからねなかなか先が見えなくて。もっと早くやれよ!があれば、偽陰性者(感染しているのに陽性に出ないこと)が出るのであればその人が安全として仕事場に戻れば感染拡大だと、ゼロリスクを叫ぶ者もいる。民放のお笑いキャスターは後者で吠えてましたが、PCR検査の少ない時分にはそれを非難して、それなりに増やそうとするとこうやって掣肘するわけです。偽陽性偽陰性ってのはどんな検査であっても生じます、それを呑み込んでの現場ですわ。ゼロリスク唱者たちの罪深さです。とにかく前に進まねばならぬ時には、少々のはずれを抱えていくものです。インフルエンザの検査を思い浮かべればいいです。熱が出て一日経たねば感染者であっても陽性に出ないですね、経験のある人も多いでしょう、でもこんなもんだと思ってますよね。こういう検査だと思ってましょう?PCR検査とは調べるモノが違うとはいえ、こちらとて採取した検体にたまたまウイルスが少なかったってことは十分にあり得ることですから。今日は陰性、でも翌日調べたら陽性だった、はあり得ることです。検体の差です。そういう単純なリスクも許さないような物言いは間違いですねぇ。それこそ素人ですよ。だからあれだけ正義の味方になりきれるのでしょうけれど。