実情

当県美祢市の市長選（皆様には初耳でしょうが）、現職市長（若い衆です）が海外出張した際に買春したとかしないとか同道の市議にチクられて、百条委員会（どこにでもあるんですねこれ）までに進展して、本人は否定する議会は審議拒否するで停滞、これしかないわなの辞職しての「みそぎ選挙」。待ってましたとばかりに前職が出て、もう一人長く副市長してた御仁が出ての三すくみ。市議にチクられるくらいだから敵も多いのだろうと推測するしあるいはクーデター的な仕儀だったのか、ならば前市長（選挙に負けた人ですから）派の企てで？というデバガメ話です。当県のローカルニュースではもちろん何度も報道されて（当地柳井からは遠い地で関心は薄いのですが何度も見て）、現職は若いけれどはすっかり役人口調でなんだか勢いに欠ける感じ、でも対立がもっとダメ感が強い、前職はもっと役人色で偉そうに見えました。副市長さんはこれまた小役人感が溢れてて覇気がない（あくまでTV画面からの感想です）。ううむ、こりゃ誰がいいかじゃなくて、誰が嫌いかの選挙じゃのうと他人事ですから勝手なこと考えてましたが、昨日選挙があって、現職が勝ち、二位が600票差で副市長さん、ダブルスコア以上の差で前職が負けてました。分母が15000票程度の町です（これで数学の問題できますね、さて当選者の投票数は？って)。つまり前市長が嫌われた。前回に負けたのにも理由があったということでしょうか（知りませんが）。同道市議同様に現市長を嫌う人も相当数いてそれが副市長さんに流れた。そんな素人解説はどちらでもいいし、他人事だから勝手なこと言うてますが、選挙ってのはつくづく人気投票ですねぇ。そして分母が小さければ小さいほどのしがらみ優位。前市長のあの強面（悪面とも言えます）、副市長さんの小役人風情が印象的でした。で、今後ですね美祢市。昔炭鉱で栄えた町ですが今はいずこも同じの過疎。次は市議会解散しますか、意趣返しです。小さな町の小さな選挙でしたが、三すくみだからわかった実情でした。