柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

切味

2016-12-07 08:26:37 | Weblog
夜が一番長い時期になりました。当地では6時は真っ暗で夜の続き、蝋燭は消える前が一番明るい謂いに倣えばすっかり晴れた寒い6時ごろが夜が最も深い感です。6時半に向けて白々と明けてくる。暁、曙と朝を区別する日本語がありますが実感します。毎年この時期に同じこと書いてますが、冬はつとめて、なのでありまする。
 ポリコレなる造語のこと書きましたが、今朝の産経新聞で我らが曽野綾子さんがPCと表記してバッサリやってます。自分の書き物をPCでもって出版社や新聞社から多く没にされてきた恨み節はよく目にすることですが、トランプさんの当選や欧州の極右勢力の台頭はマスコミの幼児的なPC一辺倒の姿勢の功績だと。これ以上の皮肉はないだろうというもの、実際に撥かれてきた人ならではの返す刀の切れ味でした。
 安倍さんがオバマさんの来広のお返しの意味なんでしょう、真珠湾を訪問するそうです。歴史に名を残す宰相になりたいんだと皮肉を言う評論家がいますが、日米同盟関係の世界へのアピールという大義は誰にでもわかることです。が、ここで異議申し立てるのがさすがの産経新聞。産経抄でこうです、市民を標的にした無差別虐殺である原爆と、軍事基地を狙った真珠湾攻撃とを同列に扱うことはできぬ!と。この二つを同罪に扱おうとするアメリカのずるさだというわけです。でもこれが戦後レジームなのです、戦勝国の作る歴史なのです。悔しいことですがこうやって71年が過ぎてのです。妙な感慨がわくことでした。さすがは産経新聞!
コメント
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