柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

資質

2015-02-08 10:53:56 | Weblog
後藤さん追悼、「いい人だったのに」報道がひと段落して、検証という名の非難批判、後出しじゃんけんの応酬です国会。12月の総選挙前には拘束の情報が入っていた、その後中東訪問であの二億ドル支援演説の時には危険であることがわかってたはずだろう、どんな交渉していたのか、どうして敢えて向こうを刺激するようなことしたのか?との誹りです。ここぞとばかりに左巻き達が吠えてます。自分達に任されたら何もできぬのに。民主党のあの3年間で思い知らされましたからね、あの集団は言うだけ番長だらけですから。テロに気遣うことなどない、あなた(質問していた共産党の小池さん)はテロリスト達に阿ろと言うのかと返されてましたが。水面下の交渉とやらで向こうさんの言うなりに(あるいは値切ったりして)身代金を払って何事もなかったようにあの二人が帰って来ていたら事件でも何でもなかったわけですね、それでよかったってか?表沙汰にしない、闇から闇に葬ると一括りですが、その内容たるやこんなことで。知られたらまずいこともあり、知らせる要のないこともありですか。もちろんそれを決めるのは知られたらまずい人達で、知らされる側の人間にはこの手の遡及訴求しかないのですから現時現場の緊迫とは無縁のこと、所詮は当事者になったことのない者たちの学級会反省会なのです。しかし後藤さんばかりがいい人だったんですねぇ、もう一人の湯川某の報道のないことよ。
 理不尽な殺人事件まで、左巻きさん達は社会の所為にします。19歳の女名大生のやらかした殺人事件の時も今時の和歌山の小五生殺人事件も社会風潮や環境やらが悪いと言います。左巻きの頭の中の面目躍如なのですが、どうして本人の所為じゃないんだ?この手の危険を放置している社会が悪いと言うのならわかりますが、こういう犯罪を起こす社会が悪いというわけです。ストーカー殺人事件の裁判で懲役22年の地裁判決を高裁がやり直させる判決したそうです。控訴の理由は量刑不足、死刑にしろでしょう、遺族の思いやいかばかりか。判決理由がふるってます、リベンジポルノとか呼んで、交際時に撮られた写真をネットにばら撒かれたことを名誉棄損としてそれを量刑決定に考慮したんだそうです、が、起訴手続き(争点整理という奴ですか)上この事項は採り上げられていない、だからこの問題を量刑決定する要素にしてはならぬとの手続き上の瑕疵だそうです。ええ?でしょうね、力が抜けたでしょう遺族の人達。人の心に感情に線など引けません、こちらは考えないようにしてくださいなんてのはあくまで便宜上のことです。あれもこれもそれも何もかもをひっくるめて感情が湧くわけです。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、あれです。もっともそうであるから、裁判上の争点整理という手続きがあるのでしょうし(あっちこっちに話が飛んでいつまで経っても判断できなくなります)、便宜上の手段にも理解は届きますが、文言や規則を盾に感情を封印するは如何にも専門家然として、裁判員との差異を示すものとして象徴的ではあります。裁判員制度(法律解釈のプロではない、素人の常識的判断を重要視した制度でしょう?)の意義とやら、プロ達への注意喚起だとか色々評論されてますが、手続き至上法律解釈至上の石部金吉である方がいいのでしょうがね、役人さんの資質とすれば。
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