柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

亡霊

2012-11-09 08:20:22 | Weblog
今度は中国です、首脳が代わります。中国だけは独特というか特異というか、民主主義の常識の通用しない国ですから(と聞いてます。実際に体験したわけではありません。法治ではなくて人治の国だとか)、選び方も一筋縄じゃないことでしょう、あれこれ説明されてもへぇ~ばかりです。あれは選ぶのではなくて後継指名なのでしょうが、北朝鮮と違うのは世襲じゃないだけのことで、といった具合。習何とかいう男のまぁ悪い顔よ。江沢民レベルですか。中国様御用達のNHKが中国の上層部は腐っているという特集してました。脱税贈賄のズルズルの世界で、上層になるだけ悪が揃ってるという話でした。アメリカのウォール街の非難にここの住人だけが(1%の人間達)富を独占しているというのがありますが、それ以上らしいですから共産党上層部のエグさは。で、あの反日デモの時に見られた毛沢東のパネルの意味するところは、という解説が始まります。毛沢東の時代に戻れというメッセージだと言うのです。つまりは格差の少なかった時代に戻れと。毛沢東の時代ってそんなによかったんですかね。もちろん一つの象徴でしょうし、あくまで今と比べての比較論であることはわかりますが、毛沢東と言えばあの無茶苦茶な文化革命、大躍進政策で何千万人の自国民を殺した男ですよ。そこじゃなくて、とは知りつつも、そう思ってしまいます。それだけ今が腐ってる。でもこれも当然の帰結と言えることでしょう。民主主義を排除しながら、一党独裁を続けながら、党の幹部に金持ちがどんどん入り込んで。昔はそれこそ名もない貧しい農民たちや兵士を組織して作った共産党ですが、いまはそういう色が失せてましょうし。大金持ちが権力握ったら、こうなるに違いないことです。私腹を肥やすばかりです。で、こっちは世襲だと言いますから、何をかいわんや。毛沢東の亡霊がひっくり返すか?
コメント
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