柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

風已

2012-10-08 09:08:45 | Weblog
週刊誌は維新の会フィーバーの終焉、安倍新総裁叩き(もうお腹痛くならないの?の非難揶揄ばかり)一色です。橋下の国家観大局観の底浅さが露呈して、集まってくる国会議員は小物ばかり(B級だと、表記に容赦ありません)なのに主導権争いしている無様を晒しては仕方のないことでしょう。橋下も困ったら民意民意と言うしかないのに、稀代のポピュリストなのにポピュリズムの本道から逸れてきているのです。気づいてるんでしょうけど、うまく補正できないんでしょう。民意は我にありで、ただそれだけを武器にして今まで問答無用であちこち斬ってきた手法でしたが、身内(になった奴ら、次回の選挙に通りたいだけで寄ってきた連中)に反抗されるとムキになってます。さよう、こっちにはまだ力がないのでした。国会議員達の優越意識を潰せないのです。問答無用!ができないのです。選挙で大勝ちした後なら誰も歯向かいはしませんが、その手前で、本人が国会議員じゃないというのがこれほどにネックになるとは読めなかったんでしょうね。しかし今は強がってますが、国会議員が5人いないと会派届が出ない、比例候補を立てられないというこれまた最大の弱みもあって、連中を追い出せないわけです。言うこと聞かぬなら出ていけ、と強く出られないのです。小選挙区で何人勝てますか?大阪だけでしょう。大阪ででも勝てれば十分という言い方もありでしょうが、それじゃぁいくらなんでもあの大風呂敷が泣きますし、いよいよ風は止んでしまいます。だから全国の比例区が必要です、橋下の知名度だけは抜群です。比例で何人通せるか、そのためには今寄って来てる国会議員様を離すわけにはいかないでしょう。次回で勝負をかけるつもりなら尚更のことです。だから新聞やTVは盛んに言います、橋下が国政に出ねば、と。でも大阪をあれだけ掻き回しておいて、国政に出ることを大阪人が許しましょうか。そこまで支持しましょうか。知事も市長も傀儡なんてことができるのでしょうか。大阪人ならやりそうでもあり、夢から覚めそうでもあり、です。安倍さんが自民党総裁になってほくそ笑んでいるのは橋下だという論評も週刊誌等に見ますが、そうですかね。安倍さんになられては自分への注目が減ってしまうと思わなかったでしょうか。石原、石破の方がうんとやりやすかったでしょうに。噛みつけばいいんですから。俺たちに任せろと言えばよかったんです。でも、先に安倍さんに自分から擦り寄りましたからね。民主党に吠え、自民党を蹴散らしてこその第三極ですから。少なくとも当地のような田舎では橋下を知ってるだけです。選挙前に本人がやって来て演説でもぶてば大勢が集まってにぎわうでしょうが、票には結び付かないでしょうね。前の知事選の時ならわからなかったことでしたが。民主党や自民党のやって来たような手続きで手間取ってると風は止みます。突っ走るしかないのですがね、民意とやらを盾にして。さてさて。
コメント
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