柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

高望

2012-07-29 06:31:37 | Weblog
ここ暫くは五輪五輪です、マスコミの重点がそっちに向いて、政治家達も一息つくのでしょうか。もっとも、連中も計算ずくです、小沢さん騒動もあのタイミングを測っての仕儀だったのでしょうし。金メダルがいくつでメダル全部でいくつ、なんて予想というか希望というかTVはバカ騒ぎしてますが、その予想は初日からどんどん外れて行きます。神風信仰ってのは本当に日本人の遺伝子に組み込まれているんでしょう、とても敵わぬ相手に対してもいけるぞ!とやる。気合いだ、気持ちだ、向かって行く心だ!と来る。そんなことで勝てるはずがないです。いや、当の本人は食ってやる気持が要るのでしょう、初めから萎えていたんじゃそれこそ風も運も吹きません。でもこっちで飯食ってる連中(スポーツ評論家達)が迎合してどうする?迎合しなければ記事の依頼が来ないんでしょうかね。周りがフワフワ褒めそやし持ち上げ続けるもんだから、選手達も「楽しんできます」なんてバカ言う。そんな奴らは皆負けてますから。初日いくつか金メダルが獲れる計算だったんでしょう、それが零。柔道の二人、確実視されていた二人が負けて、カメラの前に立ってます。でも二人とも本当に悔しそうで。いいですね、こういう顔見せて欲しいです。勝負は時の運なんだろうと、スポーツに縁のない、運動で人に勝ったことのない者でも思ってます、勝った負けたが全てじゃないとこれは幼少時から刷り込まれてます、でもオリンピックに行くほどの優れ者が簡単に負けるわ、へらへら笑ってるわ(そういうのが最近多いですからね)じゃぁ見てる方は憤るわけです。日の丸背負ってるんじゃないの?その覚悟でその場にいるんじゃないの?オリンピックなんて出たくなかった、でも自分が他のものより優れていたから来てやっただけなんて感覚でしょうか?文句言うならお前出れば?でしょうか。いえいえ、強化選手に指定され、日本の代表だと大優遇されてちやほやされて優越感の塊となって今その場にいるんでしょう、そんなつもりはなかったなんては言わせませぬ。出たくても出られぬ多くの国民に代わってしっかりやれ、なんて強制するつもりもないことです、出たくても出られないのはこっちが劣ってるからですから。優れ者達が悪いわけではありません。彼らは単純に同類の昔の優れ者達に選ばれただけでしょう。でも自分の意思でそっちに向いて進んできたんです、周りの期待に応えるべきであって、そういう常識に裏打ちされたふるまいをするべきです。体操の内村が、水泳の北島が、なでしこが負けた時にどう言うか。スポーツで人に勝ったことのない者が批判するはやっかみ僻みが半分以上含まれてます、小学校の徒競争来のここぞとばかりのルサンチマンでもあります。ここのバイアスは差し引かねばなりませぬが、マスコミの神風報道、頑張ったんだから結果は仕方ない的なナァナァな、今まで特別扱いの強者であった者を一転弱者に仕立てての左翼的すり替え論法に偽善を見、目を背ける思いがすることです。
コメント
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