柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

示威

2012-07-09 08:20:00 | Weblog
国会前に反原発のデモが打たれて。毎金曜日にということらしいですが、インターネットやツイッターやら、どこかの国のデモと同じ「集客」構造です、まぁ大勢集まっての映像。何十年前の安保闘争の際のデモと比べています、当時の旗振り役が言ってます、あの時は殆どが動員だったのだ、その点今回のものは違うだろうと。へぇ。つまりそれだけ有象無象が集まってる、冷やかしや面白がり、暇人達が混じってるということです。拡声器持って叫んでる、一緒に叫んでる連中は闘士達、市民活動家達なんでしょうが。でも、インターネットの情報伝達力はすごいことですね。デモの類はとにかく見栄えです、数集まることです、示威行進とはそういうことです、どんな奴らでもまずは数集めろ。どんな奴らでも、というのはちと極端にすぎましょうが、ああいう集まりを前にして、安保時の岸信介風に泰然としていられるかバタバタするかの事だろうとは思いますが、反響が大きいということは同じだけ賛成意見もあるということで、ここは凌ぐ一手ではあるのですが、どぜう宰相の言葉が漏れてきます。大きな音ですね。そうですね、で済むことと思うのですが、さぁ、人権屋達はそうは言いませんよ。大きな音だ?大きな声だろう!と。ううむ。そんな引っかかり方、あり?言うことはわからぬでもないですし、うまいツッコミだとも思いますが、反対する者の声を聞く気がないと解釈するわけですね。あの大勢の声を音(雑音)としか捉えてない、と。反対意見を聞く。学級会に始まっての議論討論の基本的ルールですが、討論の末に決定したことは枉げるほうが禍大きいことです。もちろんこういう流れで押し切れる(決定を覆す)こともあるのでしょうが、どうですかね。宰相、ここまできたら引いちゃならぬぞと背を押したい気持ちです。いかがですか。
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