柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

慎重

2012-04-14 08:23:28 | Weblog
北朝鮮の失敗。それよりも日本の対応の遅れに大非難です。正確を期すか、拙速を重んずるか。これはどこまで行ってもすれ違います。ねじれの位置にある事項です。誤報による混乱か、慎重に過ぎることによる被害か。結果がこうであれば、つまり何の被害もなかったことからはどうにでも遡れますから。40分もあったらもうとっくに飛んできてるじゃないか!とか、みのもんたが噛みついてましたが、第一報を少しでも早く警戒地域の知らせたらどうなんだ?という非難と、政府のとらざるを得ないであろう慎重な対応とは噛み合いません。となれば後はガス抜き。言いたいように言わせておけ。被害がなかったことは確かなことですから。ですね。
 練炭殺人事件、女被告に死刑判決です。この事件は悪い女にバカな男が次々と引っかかって、大金巻きあげられた上に殺されたという、まさに三面記事的な下世話な興味をかきたてるものでしたが、もう一つ女評論家や女物書き達を刺激したのはこの女が美人じゃなく、デブのブスのであったことでした。週刊誌や月刊誌であれこれ論評がありエッセイ風の批判ありで沢山読みましたが、どれも「どうして?」なのでした。男達がどうして何人もこんなに簡単に?という単純な疑問から発する訝りです。でも簡単に答えられます、一から十までセックスです、肉体関係です。綺麗でもなく美人でもなくスタイルがいいわけでもなく、世に言う小悪魔的なイメージの対極にいるデブなブス、なのにどうして?つまりそういう美形にばかり魅かれるんじゃないというわけです。結婚したいなぁと思っている男の前に、結婚ちらつかせて簡単に(下品な言い方ですみません)やらせてくれる女が現れれば、行きます。小説や映画やAVやではない、手を伸ばせば触れるすぐそばにそういう女が現れれば行きます。そういう単純則をこの死んだ何人かの男は改めて女達に教えてくれたというわけです。男はそういうもんだ、とまでは言いません。そういう括りはちとラフに過ぎるとは思います。でも男から見れば不思議なことではないですね。ありがちです。この女が余程上手にやったんでしょう。この女、何人か失敗して色々覚えて、そして選んで騙して成功した男達だったんでしょうね。女から見ればこういう行動を「容姿からのルサンチマン」的に、あるいは自分を見下げてきた男達に対する原体験的な復讐 and/or 美しい、男にチヤホヤされる同性に対する見返し的に解説したいのでしょう、女物書き達にはそういう傾向がありました。賢姉におかれましては、いかがお考えでしょうか。
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