柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

裏表

2012-04-09 19:05:02 | Weblog
これもすぐに報道しなくなりましたが、生肝(レバ刺し)禁止令が出た当初にあれこれTVが煽ってましたね。ガソリン代が高騰した時と同じパターンを踏みます。あなたはどう思いますか。今後どうしますか。答えも決まってます、苦笑いしながら、いやぁ困ります、これ以上高くなったら車乗れませんよ。どうするかって?気軽に車に乗れませんよ、遠出しないようにしますと、ガソリンスタンドで窓下げて見上げながら口尖らしながら十分にカメラを意識して。同じ絵です、焼肉屋の常連らしきオッサンにマイク向けて聞いてます、待ってましたとばかりに外連味たっぷりに演じます。口に頬張りながら、これが食べたくてこの店に来ているのに。なんとかしてもらいたい、と。いやいや、私のようにレバー苦手の者、きっとこっちの方が多いと思うのですが、にとってはどうでもいい話なのですよ。ガソリン代は運輸業者の経理やマイカー族の懐を直撃しますが、こっちはあなた方が食べなければ欲しがらなければそれで終わることです。レバ刺し目当てに来店する人を当て込んでるのか、これで収入が減るなんて言ってる焼肉屋の店主が出てましたが、本当でしょうか。以前にユッケがアウトになった時がありましたがその時と比べたらどうなんでしょうか。レバー売ってる業者は痛いことなのでしょうが、生肝がいけないと言うだけでニラレバとか炒め物なら問題ないことなんでしょう?そっちを食えば?と、食わないヤツは、興味のない奴は言い放つばかりなのですが、好きな人達は、食べられないとなるとまた一段と欲しくなるんでしょうね、その気持ちはわかりますが。つまりガソリンと単なる食い物の一品種とを同じように並べるなと言いたいわけですが、何日か前の日経が社説で叩いてました。生肝事件はとある店が食中毒を出して発覚したことでしたが、社説はこれを敷衍してこう言います。ただ一つの事業者が引き起こした不祥事を機に、官による規制が際限なく広がる典型的なパターンだ。第一、生肝による食中毒が突出しているわけでもない、生牡蠣による食中毒の方が数が多い筈だと。この辺りがこの手の問題の本質部分でしょう。もっと本格的に規制を入れなければならない分野(この場合は牡蠣とか他の魚類とか)があるのに、そちらはおそらく関わる人間も多く関連団体も強くお上との癒着が堅く(天下りがわんさかいて)手をつけない(つけられない)のでしょうね。事故が起きれば個人の責任、個人の処分ということで処理する。こっち(肝)の方は相手が少数で弱いのでしょう、だから国は強く出て、国民の健康を守るなんて大義名分を振りかける、偽装する。業界全体に縛りをかける。弱い者いじめ。弱い者いじめて力を誇示する。困るなら袖の下を持って参ぜよ越後屋!国(官)は誰を守ろうとしているのか。何を守ろうとしているのか。手続きや書類の届く範囲は手続きや書類で対抗するしかないでのす。そこを弁えねば撥かれる側に回ってしまいますよ。そういうことですね。
コメント
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