撫子

朝ドラ終わりました、替わりました。前作カーネーション、前半が好評だっただけに、主役が入れ替わってから、あれこれ比較されて（何より夏木マリの関西弁、岸和田弁の不自由さが強く興を殺ぎましたから）最後の一カ月は青息吐息、それでもなんとかという趣でしたが、最終回ですっかりこけました。でしたよね。何？何？で終わりました。てっきりあの三人姉妹が顔を出すのだろうと、昔の藤山直美といしだあゆみ主役のモノで本人の田辺聖子が出てきたように、思ってましたが、それもなし。尻すぼみとはこういうことだと教えてくれるようなラストでした。あの尾木なんとかいう女優までが消されそうです、この人はタマだと思いましたがどうでしょうか。
　なでしこの一番のきれいどころ（と決めつけられてる）がアメリカ戦のあとのインタビュー受けてます。こっちがビビる、なんて言葉遣いしてました。その他には不可なく丁寧語を使ってましたが、ビビるなんて言葉はやはり女が使うもんじゃないですね、否、全国版の人間が公的な場で使っちゃいけません、下品です。こういう時にハッと気付かされるわけです。というか、普段の注意が足りぬとこういう大事な場面で出てくるわけです。仲間内でどういう言葉遣いしようとあなたの勝手だけれど、なでしこなんて冠されていると事のギャップは気付かないといけませんやね。大和撫子とはどういうことを要求されているのか。お辞儀の仕方然り、箸の持ち方然り。
　亀井さん、昨日のニュース番組に盛んに出てましたが、やっぱりわかりませんわ、何言ってるのか。国民新党は分裂するのか、他の6人をどうするのか、自見のオヤジは国民新党員なのか？極めて単純な質問に答えられません。子分どもが親分（自分）の言うこと聞かないんですからこんな恥ずかしいことはないわけで、あれこれ言い訳するのはわかってあげますが、未練たらたらの態でしたね。すっぱり切り捨てるつもりもない、さりとて自分からは擦り寄れない。向こうが折れるを待つのみ。追い出された年寄りの強がり。それでしたね。