柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

総花

2011-01-25 08:20:55 | Weblog
弘田直樹バンドで演奏した曲ですが(昨年11月8日)、歌詞とともにアップしましたので、ぜひ一度聞いてみてください。私のオリジナルです。ご批判ご感想いただければ幸いです。トップページからお入りください。
 昨日の菅首相の国会演説。リアルタイムでは見ませんでしたが、ダイジェスト版見ているに相変わらずです。叫ぶばかり。原稿読むばかり。伝えようという気がないというか、そこまで考えてない、余裕がないんですねぇ。内容も相変わらずの陳腐、抽象、総花的。よほど好きなフレーズなんでしょう、平成の開国、最小不幸社会、不条理云々。で、どういう道筋訴えるのかと聞けば(新聞で読めば)あれこれ正論を羅列するばかり、最後は国民の皆さまにも一緒に考えてもらいたいとやら、野党にも協力してもらいたいとやら、自分の責任逃れに終始します。俺はこう言ったよ、これができなかったら協力してくれない君達の所為だよ、と言ってるわけです。いつまでたっても小学校の学級会レベルのまとめしかできないわけです。俺についてこいと言えない。言うつもりもない。そんな肚も覇気も意気地もない。高関税でやっと保たれてきた日本の農業やらの第一次産業がTPP持ってきてガタガタになるのは素人目にも明らかでしょう。そこに対する手当や方策が全くないのに、開国開国と言葉に酔ってる。「最大多数の最大幸福」をもじっただけの最小不幸云々。これも言葉だけの先行です。一体どうするのよ?セーフティーネットがどうしたこうした、ハローワークがああしたこうしたのいつもの話しか出ません。余程に自分がやったんだと自慢なんでしょう、薬害エイズに関する政治決着、あれを事につけて引用して鼻の穴膨らませてる。こういう行政の不条理を糾して行く!って。やれよ、だから。あんたがトップになってどれだけできるか見ててやるから。ちょうど肺癌の抗がん剤イレッサの副作用(薬害)に対する訴訟が佳境で、裁判所の和解勧告に国も製薬会社も応じない態度を示してます。これも不条理なんでしょう、被害者さん達にとれば。どうする?カラカラの正義の味方を気取る首相さん。どうして言えないですかね。もう少し辛抱してくれ。俺はこうこうしてこう持っていきたいんだってね。届かない言葉の虚しさ、嘘さ。本当にこの人はよく教えてくれます。
コメント (2)
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