memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

技術により水産物の実際の由来を知ることができるようになる  (1)

2016-10-07 00:19:44 | 水産・海洋

悪名高い不透明な水産業界で、より良いトレーサビリテイにより我々の海を救うことができるようになる(9月16日HuffingtonPost)

何百万の人々が水産物によって生きている。およそ4.5億人の人々が海から主要食料源として得ている、と世界銀行はいう。漁業は少なくとも世界経済の10%を支えている。しかしその人気と重要性にもかかわらず、水産物供給網は不透明なことで悪名高く、複雑かつ様々な問題を抱え、違法操業や水産物偽装などがありこれにより魚資源やその生息場所が破壊されている。水産物愛好者は彼らの魚やエビがどこ替え飽きたものかわからないし、McCoyのタイが本物かどうかもわからない。

改善された技術により、また企業やNPOや政府の努力により”海から食卓まで”の透明性が現実のものとなってきた。専門家らはこれにより我々の病んでいるいる海を救うことができるという。昨年の水産物イベントの革新について、ある参加者は水産業界を最も時代遅れな産業と呼び、彼はこれまでにトレーサビリテイが明らかになったことはなかっと発言した。

「この産業はサンフランシスコの厚い霧のようだ」と水産物輸送会社BluWrapのCEOのMark Barnekowはいう。霧は根強い問題を隠してしまう。

海賊操業も世界の懸念のひとつである。毎年120億ドル相当の水産物が海賊の違法操業により漁獲されていると国務省はいう。海賊操業は様々な環境影響をもたらし、破壊的な漁法を用いたり、麻薬や人身売買までが絡んでいる。

 


養殖部門で水素エネルギーをテスト  スペイン

2016-10-07 00:19:05 | 水産・海洋

SPAIN発: LIFE AQUASEF プロジェクトの専門家らはより経済的かつ持続性のある養殖部門へのエネルギーを探している。(9月15日TFSND)

このプロジェクトは、水素・燃料電池技術のための有望なニッチ市場として養殖部門を特定した。ヨーロッパの多くの内陸部養殖施設は送電網にアクセスすることが難しく課役燃料にエネルギーを頼っている。一定の溶存酸素を維持するために外部からの酸素供給に頼っている。

そのためLIFE AQUASEFプロジェクトではエネルギーと酸素に依存することを減少させ独特な水蒸気の発生を導くとともに二酸化炭素の排出をゼロにしようというものである。このプロジェクトは、水の分子の解離を伴う水電解のプロセスを介して水分子を基本要素である二つの水素と酸素に解離することを行うものである。

一般に電気分解は水素を得るために行われるが、このガスはエネルギーのキャリアーとして付加価値がが高い。酸素を大気中に放出する。しかしこのプロジェクトの場合は水の電気分解により酸素を発生させることであり水素についても同じである。「この付加価値の高い技術により二つのガスが生成され利用が可能となる。酸素は孵化場に、また水素は発電、加熱、あるいは機械的作動に利用できる」とLIFE AQUASEF のコーデイネーターDavid Soleraはいう。このプロジェクトによる養殖部門でのエネルギーの節減率は30%になるという。


漁船沈没で5人が行方不明、14人救助  インド・ムンバイ

2016-10-07 00:18:32 | 海事

漁船 Datta Saiが悪天候のためムンバイの30浬沖合で沈没した(9月18日ANI) 

近くにいた商船MV Dependableが14人を救助した。沿岸警備隊、インド海軍およびONGCによる捜索救難活動が行われ、夕刻漁民一人がインド海軍
 INS Trishuに発見された。現場では2隻のボートが下ろされ、ダイバーによる生存者捜索が行われているが雨と悪天候のため発見されてはいない。残る3人の捜索がダイバー2人で行われている。


南極オキアミの死亡率に関する研究

2016-10-07 00:17:50 | 水産・海洋

ナンキョクオキアミは丈夫で捕獲から逃れトロール網からも逃れることがノルウエー海洋研究所IMRの新たな研究で明らかになった(9月16日FiskerForum)

4.40%のオキアミはトロールの網目から逃避する。「これまでの研究からオキアミが様々な目合、最小の目愛からも逃避することを知っていた。このことがオキアミにどう作用するのかが疑問であった。漁具との接触によりオキアミが傷ついたり死んでしまうのかどうか」とIMRの研究者でこのオキアミ報告の著者であるBjorn Krafftはいう。

南極オキアミは、世界中の低利用水産資源の一つと考えられている。その漁獲取レベルは控えめであり、これが増加する可能性がある。ノルウエーは南極海での操業活動が盛んな国であり2015年に委はノルウエーは15万トンの南極オキアミを漁獲している。南極オキアミは魚類、海洋哺乳類、海鳥にとってカギとなる食物源である。オキアミに依存する種に漁業があたえるかもしれない影響について強い懸念が表明されている。

その懸念は海洋環境の変化が認められることからさらに深まり、南極海での水温が上昇していることでオキアミのライフサイクルや分布に影響することが考えられる。

オキアミは漁具と接触することで斃死するがこれがオキアミの数に影響する。このために数字を確立することは、全体の漁獲死亡率を計算するために重要である。この査定は通常のコッドエンドに特別な袋を設けて行われたが、網目を通過して脱出した生物をもとらえた。こうして逃げたオキアミは船上でストレスを受けたかどうかの観察が行われ、生残率の計測も行われた。

「我々の調査では斃死率は低くトロール網を通過したオキアミの斃死率は4.4%であった。 多くの表層の生物種は非常に耐久性が低くこうした環境では斃死率が高い。しかし我々はオキアミは耐久力のある生物で捕獲されてからもトロール網から逃げることができるということができる」とBjorn Krafftはいう。「この結果から我々はさらに正確な計算を行いオキアミの実際のあ損出の推計を行いたい。

この研究はSINTEF,デンマークのDTUAquaの協力によるもので、ノルウエー研究審議会の式年所を受けている。商業的にオキアミ操業を行っている会社はAker BioMarine AS および Rimfrost AS などであるオキアミAntarctic Krill (Euphausia superba)のトロール網からの逃避による斃死率の研究はBjorn A. Krafft, Louis A. Krag, Arill Engås, Sigve Nordrum, Inge Bruheim および Bent Herrmann によって行われている。