先日ネットでニュースを見ていて、私が「おや」と思った記事を。
><窃盗容疑>女子プロゴルファーを逮捕 カード盗む 山形
毎日新聞 11月16日(金)11時10分配信
山形県警山形署は15日、ゴルフ場の女子更衣室で、他人のクレジットカード1枚を盗んだとして、東京都墨田区八広2、女子プロゴルファー、西村友希(ゆき)容疑者(23)を窃盗容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、10月24日午後2時40分ごろから同3時半ごろ、山形県山辺町のゴルフクラブで、女子更衣室の無施錠のロッカーにあった女性(38)の財布から、クレジットカード1枚を抜き取ったとされる。
同署によると、盗まれたクレジットカードの使用歴をたどり、西村容疑者を特定した。ゴルフクラブによると、西村容疑者は企業のゴルフコンペにゲストとして招待されていた。
西村容疑者はインターネットの自身のブログに、山形訪問について写真付きで書き込んでいた。日本女子プロゴルフ協会のホームページによると、西村容疑者の生涯獲得賞金は09~12年度で約86万円。【前田洋平】
で、私はゴルフにまったく興味も知識もないので、この人についても初めて名を知りました。私が「おや」と思ったのは、こちらです。
>西村容疑者の生涯獲得賞金は09~12年度で約86万円。
実質4年間で86万円なんて、ほとんど賞金なしと同じでしょう。これまたどうもなあです。
これでは生活どころかツアー参加費用その他のゴルファーとして最低レベルの活動もできません。どこか所属していればコースから金をもらっているのかもしれませんが彼女はフリーだそうですし、たぶんこの人、生活もかなりきつかったんじゃないんですか。人間、クレジットカードを盗むなんてことはそれなりに一線を越えないとしないでしょうから、彼女はそうとう追いつめられていたのではないかと当て推量します。
知っている方も多いでしょうけど、ゴルファーというのは想像以上に金がかかります。どれくらいかかるかというと、2012年4月28日のテレビ番組「バースデイ」で報じられた田中秀道という人は、その番組によると、移動費や滞在費その他で年間300万円から500万円以上かかるというのですから、相当な金額です。そして彼は、現在二部トーナメントであるチャレンジトーナメントでの参戦を余儀なくされています。彼の昨年の獲得賞金額は332万円だそうです。2009年は1000万円を超える賞金額だったそうですが、その前の年はゼロでした。
一応断っておくと、これはゴルフに関する費用です。そのほか当然生活費がかかります。独り者なら気が楽ですが、結婚していたり子どもがいたら、金がさらにかかります。もちろん住宅ローンや車のローンなどもかかります。
ゴルファーとして活動するだけでこれだけ金がかかるというのはさすがにきついですね。賞金王がねらえるくらいのレベルの人ならともかく、普通のプロ(それこそシードに最下位でひっかかりそうな人でも)ではなかなかプロ活動をやっていくのもきついのではありませんかね。
ちなみにこの人は、過去の貯金で生活しているようです。つまりは大赤字ということです。奥さん、子どもがいる身分ですからね、トーナメントプロでい続けようとしても厳しいと思います。かつては年間1億円を超える賞金をかせいでいたひとなのですが。
ところで―
>盗まれたクレジットカードの使用歴をたどり
とあるから、これといった偽装工作もしないで、この人は普通に使用したんですかね。別にもう少し慎重に使用しろよなどという気もありませんが、たぶん彼女はそんなことに気を回すほどの余裕もなかったんでしょうね。それもどうかと思います。
このブログの読者で将来ゴルフのプロを目指している人はさすがにいないでしょうけど、ちょっとこれって他人とか子どもとか身内にすすめられる仕事じゃありませんね、現実問題として。プロ野球の選手なんかは、逆に数年プレーしてあとは違う仕事をと割り切ってなることも可能ですが、いちおうプロゴルファーって一生それで食っていくってことが前提の仕事ですよねえ(すいません、違っていたらごめんなさい)。正直女もそうですが、とくに男で家庭を持っちゃったら、ある程度の年齢でトーナメントプロで食っていくというのは見通しが立ちにくいですね。
すいません、およそ夢も希望もかけらもない記事でした。
><窃盗容疑>女子プロゴルファーを逮捕 カード盗む 山形
毎日新聞 11月16日(金)11時10分配信
山形県警山形署は15日、ゴルフ場の女子更衣室で、他人のクレジットカード1枚を盗んだとして、東京都墨田区八広2、女子プロゴルファー、西村友希(ゆき)容疑者(23)を窃盗容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、10月24日午後2時40分ごろから同3時半ごろ、山形県山辺町のゴルフクラブで、女子更衣室の無施錠のロッカーにあった女性(38)の財布から、クレジットカード1枚を抜き取ったとされる。
同署によると、盗まれたクレジットカードの使用歴をたどり、西村容疑者を特定した。ゴルフクラブによると、西村容疑者は企業のゴルフコンペにゲストとして招待されていた。
西村容疑者はインターネットの自身のブログに、山形訪問について写真付きで書き込んでいた。日本女子プロゴルフ協会のホームページによると、西村容疑者の生涯獲得賞金は09~12年度で約86万円。【前田洋平】
で、私はゴルフにまったく興味も知識もないので、この人についても初めて名を知りました。私が「おや」と思ったのは、こちらです。
>西村容疑者の生涯獲得賞金は09~12年度で約86万円。
実質4年間で86万円なんて、ほとんど賞金なしと同じでしょう。これまたどうもなあです。
これでは生活どころかツアー参加費用その他のゴルファーとして最低レベルの活動もできません。どこか所属していればコースから金をもらっているのかもしれませんが彼女はフリーだそうですし、たぶんこの人、生活もかなりきつかったんじゃないんですか。人間、クレジットカードを盗むなんてことはそれなりに一線を越えないとしないでしょうから、彼女はそうとう追いつめられていたのではないかと当て推量します。
知っている方も多いでしょうけど、ゴルファーというのは想像以上に金がかかります。どれくらいかかるかというと、2012年4月28日のテレビ番組「バースデイ」で報じられた田中秀道という人は、その番組によると、移動費や滞在費その他で年間300万円から500万円以上かかるというのですから、相当な金額です。そして彼は、現在二部トーナメントであるチャレンジトーナメントでの参戦を余儀なくされています。彼の昨年の獲得賞金額は332万円だそうです。2009年は1000万円を超える賞金額だったそうですが、その前の年はゼロでした。
一応断っておくと、これはゴルフに関する費用です。そのほか当然生活費がかかります。独り者なら気が楽ですが、結婚していたり子どもがいたら、金がさらにかかります。もちろん住宅ローンや車のローンなどもかかります。
ゴルファーとして活動するだけでこれだけ金がかかるというのはさすがにきついですね。賞金王がねらえるくらいのレベルの人ならともかく、普通のプロ(それこそシードに最下位でひっかかりそうな人でも)ではなかなかプロ活動をやっていくのもきついのではありませんかね。
ちなみにこの人は、過去の貯金で生活しているようです。つまりは大赤字ということです。奥さん、子どもがいる身分ですからね、トーナメントプロでい続けようとしても厳しいと思います。かつては年間1億円を超える賞金をかせいでいたひとなのですが。
ところで―
>盗まれたクレジットカードの使用歴をたどり
とあるから、これといった偽装工作もしないで、この人は普通に使用したんですかね。別にもう少し慎重に使用しろよなどという気もありませんが、たぶん彼女はそんなことに気を回すほどの余裕もなかったんでしょうね。それもどうかと思います。
このブログの読者で将来ゴルフのプロを目指している人はさすがにいないでしょうけど、ちょっとこれって他人とか子どもとか身内にすすめられる仕事じゃありませんね、現実問題として。プロ野球の選手なんかは、逆に数年プレーしてあとは違う仕事をと割り切ってなることも可能ですが、いちおうプロゴルファーって一生それで食っていくってことが前提の仕事ですよねえ(すいません、違っていたらごめんなさい)。正直女もそうですが、とくに男で家庭を持っちゃったら、ある程度の年齢でトーナメントプロで食っていくというのは見通しが立ちにくいですね。
すいません、およそ夢も希望もかけらもない記事でした。
スポーツ選手ってのは基本的にそういうきつい世界でしょうからねえ。だめな人は失礼ながら方向転換するしかないんじゃないでしょうか。過去の栄光がある田中秀道氏はともかく西村容疑者はまだ若いんだから十分やり直しが可能だと思いますが。泥棒がいいとは言いませんが同情の余地もあるし。
そういえばやり直しで思い出したのですが以前、日本テレビの番組で「うどん屋・條辺」(http://www.johbe-udon.com/)というのをやってたことを思い出しました。
巨人の元投手・條辺氏が埼玉県ふじみ野市で始めたうどん屋だそうで、県民として1度行ってみたいとは思ってます。元プロ野球投手が一からうどん屋修業ってのも随分思い切ったなと思いますね。サイトにも「巨人」云々と言うことが一切書いてないことも好感が持てる。
>プロゴルファーって一生それで食っていくってことが前提の仕事ですよねえ
シニアがありますからね。一流選手なら体が衰えてもシニアである程度やってけるでしょう。しかしこうなるとスポーツ選手より同じ芸の道でも俳優とか画家とか歌手とか将棋棋士とかの方が「長く続けられる」と言う点ではいいのかもしれない。
條辺のうどん屋はわりと有名ですね。私も行ってみて、よかったら記事にします。
ゴルフの場合、レッスンプロ転向もできますしね。一応はプライドを捨てなければいけませんが。
賞金ランキングでは過去にトップになったこともありますが、それでも普通のサラリーマンより低いので、賞金だけではやっていけないでしょう。
まあ、ボウリングは別かもしれませんが、スポーツ系のプロ(特に単独競技)はきびしいですね。
前の方のコメントにもあるように、団体競技のほうがリスクが軽減できるのでは。
「プロ」という観点からは、少しはずれるかもしれませんが私なら人間国宝の陶芸家にでもなって、華道や茶道の家元が「先生、なんとかお願いします」と依頼され、「いつになるか、分からんがそれでもいいなら考えてみよう」などと答え、一つ5千万くらいで売ります。そして、「平成の魯山人」となるのです?
だめですかね?こんなの。
カードって、裏に名前を書くところがありますが、あれ、書かない方がいいそうですね。盗まれたときに使われてしまいますから。名前を書いてないと漢字や筆跡がわからないので、適当に書くとすぐバレるそうです。
プロですしね。それはそれでいいのかなと思います。
>だめですかね?こんなの。
いいんじゃないんですか。ぜひなってください(笑)。
>カードって、裏に名前を書くところがありますが、あれ、書かない方がいいそうですね。盗まれたときに使われてしまいますから。名前を書いてないと漢字や筆跡がわからないので、適当に書くとすぐバレるそうです。
そうなんですか? 後ろの名前って、あれ書かなくてもいいんでしたっけ?