拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

カヴァレリア・ルスティカーナ(Bauernehre)

2017-02-16 09:24:48 | 音楽
年上のアケミさんへの思いを断念してお見合い相手との交際を決心したタケちゃん(朝ドラ)。そんなタケちゃんが一人酒をしているところにアケミさんが。以下、私の妄想。「あんた、お見合い相手と付き合うんだって?」「う、うん」「あんた、あたしのこと好きだと言ってたじゃない。あれウソだったの?」「だ、だってアケミさんがそうしろって言ったから」「あたし、あんたのこと、ずっと気になってたんだよ」「え、え~」……で、夜の街に消えていく二人……なんてことに朝ドラならなるはずがない。が、「カヴァレリア・ルスティカーナ」(マスカーニのオペラ)ならそうなる。子供の頃、このオペラで唯一知っていた間奏曲がなんともきれいな曲だったこともあり、この長いカタカナが(長いカタカナだからこそ)なんとなくかっこよく思えて意味を知らぬまま必死に覚えた。それがどうだ。オペラの内容はどろどろの愛憎劇。タイトルの意味は「田舎侍」だった。このタイトルをドイツ語にするとどうなる?「Landeskavalier(ritter)」?ブー。「Bauernehre」(直訳すると「農民の栄誉」)。因みに、自分の妻の浮気相手のトゥリッドウを決闘で打ち負かしたアルフィオは馬車屋。私は「馬車屋」と聞くと「吾輩は猫である」の「車屋」を連想する。車屋に飼われている「黒」は「吾輩」と違ってでかくて強くて鼠をとるのが得意。話を少し戻す。朝ドラに不倫はないと書いたが、そうでもなかった。ときどきある。「カーネーション」では糸子と綾野剛(が演じるなんとか)。「ふたりっこ」では「おとうちゃん」とオーロラ輝子。「青春家族」ではヒロインの父と遥くららさんが演じる誰とかさん等々。