拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ヴァイキングの末裔としてブリュンヒルデを歌ったビルギット・ニルソン

2017-02-14 13:54:21 | 音楽
BSで放送している海外鉄道旅は先週までスェーデンだった。サウナ室の焼け石に水をかけると一層暑くなるそうだ。水蒸気で調理をするというのはこういうことか。そう言えば、昨年末はヘルシオ(過熱水蒸気オーブン)が欲しくて欲しくて仕方がなかったが、我慢の末おさまった(トイレと一緒)。今あるものを活用しよう、コンベクションオーブンがまだまだがんばってるんだから、と思い直したわけだ。これが壊れたらヘルシオを買える……い、いかん、コンちゃんごめんね、二度とそんなことは考えないから。さて、スェーデン人はバイキングの子孫だそうだ。そういえば、ジェームズ・レヴァインのメト・デビュー25周年記念ガラにスェーデン出身の大ソプラノ歌手ビルギット・ニルソンが登場したときのこと、既に引退していたニルソンが「ヴァイキングの子孫らしくお祝いをする」と言って、「ホヨトホー」(ホーホケキョではない)と歌いだした。おおっ、ここでブリュンヒルデ(ヴァーグナーのリング)を歌うか!当時78歳のニルソンが昔そのままの強靱でかつ澄んだ高音を聴かせて会場も映像を見ていたお茶の間の私達も熱狂の渦だったわけだが、ヴァルキューレ(ブリュンヒルデはその長女)=ヴァイキングにクエスチョンマークの私でもあった。だが、考えて見れば、リングの物語は元は北欧神話だ。ヴァルキューレ=北欧=ヴァイキングでちゃんとつながる。すると、ニルソンは、ブリュンヒルデをまさに末裔として歌っていたわけだ。