暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

左京区カフェ探検  みもざ荘

2012年10月22日 | 京暮らし 日常編
八月頃から気になっていたカフェがありました。
自転車で通りがかり、偶然発見した「Tearoom みもざ荘」です。
看板があるのでカフェらしいのですが、洋風の普通のお宅です。
どうやら、お店は右手奥の方にあり、「close」の札が掛けられていました。
それから何度か訪ねたのですが、いつも閉まっていました。

                 

9月半ばになって「みもざ荘」へPさんと探検に出かけました。
あいにく予約がありランチは売り切れでした。
あきらめきれず、紅茶とケーキをお願いすると、オーナーの女性が
「せっかくランチにいらしてくださったのにごめんなさい。
 メインディシュは無いのですが、スープ、サラダ、トーストの
 簡単なランチをお出しできます。紅茶とケーキを含めて1000円です」
「それをお願いします!」

                 
     
                              

・・・その時は、ランチも紅茶とケーキも美味しく、満足したのですが、
あれから1ヶ月が経ったある日、Pさんと再びランチをリベンジしました。
今度は午前中に予約して出かけました。
10月から表に花屋さんが開店して、前庭にもハーブや花木の鉢が置かれ、
外見がだいぶ変わりましたが、奥の「みもざ荘」はそのままでした。

前庭に大きなミモザの木があったので、「みもざ荘」と名づけたとか。
みもざの樹齢は15年前後と短く、今は二代目の若木です。

                 

                 

ドアを押して入ると、そこはイギリス風のお部屋になっていて、
ストーブにはハローウィンの南瓜が飾られています。
オーナーのご主人がイギリス大好きで、コツコツとお店を今のように
造って行ったそうで、家具やインテリアもイギリスの香りが満ちています。
本箱には、ジェーン・エアの映画のパンフが置かれていて、
この部屋で大好きなブロンテ姉妹の本を読みたくなりました。

                 

ランチは毎日六食、予約の場合は十食まで用意できるそうで、
この日は小カブのクリームスープ、メインディシュはイギリス名物・スコッチエッグ、
どちらも美味しく頂きました。(写真をクリックすると少し大きくなります)

                 

食後は、紅茶か珈琲と、自家製ケーキが選べます。
Pさんはリンゴのタルト、私は秋のケーキ(栗、サツマイモ、葡萄入り)、
そして珈琲を注文し、ランチ代は1400円でした。

                 

その日は、なんと!二人だけの貸切でした。

みもざの花言葉は「友情」だそうですが、Pさんとランチを愉しみ、
お手製のケーキと薫り高き珈琲を味わいながらの尽きない会話、
静かに流れる時間・・・
ここを訪れる多くの人たちはそんなひと時を慈しんで、
友情を育てているのでしょうね。
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    Tearoom みもざ荘
    〒606-8265 京都市左京区北白川東小倉町36-2
     電話 075-888-1566
     営業時間 11時~18時ころ
     定休日  水曜、木曜日、最終金曜日


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