マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『静物・虚栄』

2009-02-24 13:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
兵庫県立美術館で開催の
  「ウイーン静物画の秘密展」の観賞に出かけました。

世界屈指のコレクションを誇るウイーン美術史美術館からの75点の観賞です。

ヨーロッパの静物画は、16世紀から17世紀初めにかけて成立し、
17世紀に黄金時代を迎えたそうです。

ベレタの『静物・虚栄』は、1634年の作品です。375年前の作品。

日本は寛永11年。鎖国令が出され、外国船入港を長崎に限り、
日本人の海外渡航・帰国が厳禁となった年。
2年後、日光東照宮完成です。

イタリアで、ガリレオが、地動説で宗教裁判にかけられた年。

『静物・虚栄』は、
中心に、神の国の象徴として、天使の女性を描き、
手前の諸々は、この世のすべては虚栄に過ぎず、一時に消え去るもので、
それらのむなしさとはかなさを、描いているそうです。

美術に、歴史にと、いにしえに思いを馳せ・・・。
   現代に至までにつながる、人類の営みの壮大さに、圧倒されます。

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