11月18日。木曜日。晴れ。
今日は
明日の『聖書100週間・聖書通読会』
のための予習日です。
我が家のシンボルツリー 『もみじ』
色づいてきたましが、例年のような鮮やかさに欠けます。
これも気候温暖化のせいでしょうか。
暖かい日が続いた今年以上に、来年はより暖かい年になるのでしょうか?
明日の聖書通読範囲は、『コリントの信徒への手紙Ⅰ 1章~7章』
使徒パウロは、
多くの町を巡りながら『福音』を述べ伝えていましたが、
宣教した町に長く留まることができなかったので、
宣教した町の信徒たちに手紙を送り、彼らを支えたのです。
※キリストを信じる者としてどう生きるか。
※日中生活の中の諸問題にどう対処するのがよいか。
・・・と、指導したのです。
パウロは、
クロード・ヴィニョン作品
どの使徒たちよりも早く、新約聖書の中で、一番に書き始めたのです。
西暦51年~53年頃。
『テサロニケの信徒への手紙』ⅠとⅡ
※主イエスの再臨と、信徒たちの復活について、特に取り上げました。
西暦54年~58年頃。
『コリントの信徒への手紙』ⅠとⅡ
『ガラテアの信徒への手紙』
『ローマの信徒への手紙』
※人が救われるのは、律法の規則を守ることに夜のではなく、
神のあわれみと主イエス・キリストへの信仰によることを強調しました。
西暦61年~63年頃。
『フィリピの信徒への手紙』
『コロサイの信徒への手紙』
『エフェソの信徒への手紙』
※獄中生活を送っていたパウロは、キリストの神秘を一層深く悟り、
『イエス・キリストこそ全世界全宇宙を支配し、治める王』
であることを益々深く確信し、それを信徒たちに書き送った。
西暦65年~67年頃。
『テトスへの手紙』
『テモテへの手紙』ⅠとⅡ
※殉教してこの世を去る前に、教会共同体の存続を考え、
その運営と組織についての具体的な指導を書き送った。
以上。『聖書100週間手引』より
パウロは宣言するのです。
『わたしたちは、十字架につけられたキリストを述べ伝えています。
神の力、神の知恵であるキリストを述べ伝えているのです。』 と。
コリントの信徒への手紙Ⅰ 1章23&24節
パウロの後半の人生は、
紀元5年。イエスの誕生の5年後。 タルスス(今のトルコ)で生まれる。
36年。31歳。 イエスの死後約3年後、イエスに呼びかけられ、改心し、
その後、数年間。 パレスチナやシリアなどで宣教しました。
更に、
49年頃。44歳頃。 アンティオキオの教会から、バルバナと共に派遣され、
小アジアのガラテア地方の町々を巡り歩いて、宣教したのです。
53年~58年。48歳~53歳。『三回目の派遣』で、 特にエフェソに2年間滞在しました。
58年。53歳。 エルサレムに上り、そこで危険人物として逮捕され、
58年~60年。53歳~55歳。 2年間、カイザリアで獄中生活を送り、
60年。55歳。 囚人としてローマに護送され、
60年~64年か67年。 4年間 あるいは 7年間、ローマで獄中生活を送り、
67年。62歳。 ローマで殉教しました。
パウロ自身、
イエス・キリストのためにすべてを捨てて、
自分の命までも献げて、30年間、宣教しました。
自分が宣教した教会へ、12の『手紙』を書きました。
人生最後の、獄中生活の10年間ほども、
各教会の信徒へ『手紙』を書き続け、送って、
信徒たちを励ましました。
パウロの人生は、
『宣教活動』に邁進した人生でした。
人々に『信仰の模範』を残した人生でした。
現在に生きる私たちも、
パウロの『書簡』によって、キリストやキリスト教を深く理解することができます。
使徒パウロの『恩恵』にあずかっているのです。
感謝!感謝!
そして。
今日は11月18日。年間第三十三木曜日。
『今日の入祭唱』
『わたしたちの神は来られる、黙してはおられない。
神は御自分の民を裁くために、上から天に呼びかけ、また、地に呼びかけられる。』
詩編 50章3&4節
『今日の福音 イエスの御言葉』
『1エルサレムに近づき、都が見えたとき、
イエスはその都のために泣いて、言われた。
「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。
しかし今は、それがお前には見えない。
やがて時が来て、
敵が周りに堡塁を築き、お前を取り巻いて四方から攻め寄せ、
お前とそこにいるお前の子らを地にたたきつけ、
お前の中の石を残らず崩してしまうだろう。
それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである。」』
ルカによる福音書 19章41-44節
今日のイエス様は、エルサレムを見て、泣かれるのです。
イエスは、
エルサレムの街に入ろうとなさったとき、
オリーブ山の上からエルサレムの街を眺めて、泣かれたのです。
以前に、
イエスは、エルサレムの人々が改心するように、何回も呼びかけました。
しかし、人々は、イエスの呼びかけに答えなかったのです。
イエスには、とても悲しい出来事でした。
そして今回、
イエスは、
もう一回、エルサレムで、呼びかけられるのです。
『もし今日でも、平和をもたらす道が何であるかを知っていたならば・・・』 と。
エルサレムは『平和の町』という意味です。
本当の『改心』は、『平和への道』なのです。
イエスの時代、
イスラエルの人たちは、
律法を守ることにより、救われると思っていました。
そこで、イエスの呼びかけには応えなかったのです。断ったのです。
後に、彼らは、『救い主』の件で、暴走を起すのです。
それがきっかけで、ローマ軍は、エルサレムの町を滅ぼしてしまうのです。
エルサレムに近づき、都が見えたとき、
そのエルサレムのために泣かれたイエスは、
『都が敵に包囲され、破壊されてしまう』ことを『予告』されたのです。
そして、
紀元70年。
イエスの予告の通り、エルサレムはローマ軍の攻撃によって陥落してしまいます。
神は、
旧約時代は、神に選ばれた人たち・ユダヤの民:『選民』を通して、
御自分を現わそうと考えていました。
しかし、
神は、
新約時代、イエスの誕生後は、『新しい民』を選び、
イエスを信じる人々を通して、
御自分を現わしておられるのです。
私たちも、イエスの呼びかけに応え、
『神の働き』を見いだしたいものですね。
祈りましょう。
『今日のアレルヤ唱』
アレルヤ、アレルヤ。
『今日こそ、神の声に聞き従わなければならない。
あの日のように、心を頑なにしてはならない。』
詩編 96章7&8節 アレルヤ、アレルヤ。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
穏やかな小春日和の日々が続きます。皆様の日々も穏やかでありますように。 お元気で!
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