マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『The Greats 美の巨匠たち』・・・『キリストの祝福』 そして 『幼児キリストを礼拝する聖母』

2022-09-22 10:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
9月22日。木曜日。曇り時々雨。


霧雨の降る午前中。

観てまいりました。

                『The Greats 美の巨匠たち』
 
 『スコットランド国立美術館』・・・                    於:神戸市立博物館

    会場入り口の巨大な『スコットランド国立美術館』の写真が、壮大な『美への旅』を期待させます。


私は真っ正面に向き合って・・・

           『キリストの祝福(「救世主」)』
     
                          エル・グレコ 1600年頃

 
        右手を掲げて、『祝福』のポーズをとり、
        『世界』を表す水晶の球体の上に左手をおくキリストの『半身像』。
          『救世主としてのキリスト』と呼ばれる図像 です。


            穏やかで知的な『キリスト様の御姿』


        正面性の強い人物表現は、
        故郷クレタ島で学んだ
        ビサンティンのイコンの伝統が認められるそうです。


        キリスト様の目が、
        真正面に向き合って立つ私の目を離されない。
        私はキリスト様と目と目を合わせながら、
        キリスト様から『祝福』をいただきました。
        三回も戻って、三回の『祝福』をいただきました。
                   感謝!感謝!


エル・グレコ

1541年10月~1614年4月7日
ギリシャ・クレタ島で生まれたグレコは、
19歳~25歳頃。イタリア・ヴェネツィアに渡り、
ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノに師事した。
29歳。イタリア・ローマに移り、
工房を開き一連の作品を製作した。
37歳。スペインのトレドに移り、73歳の最期までそこに永住しました。

既存の会派には属さない非常に個性的な芸術家で、
劇的な構図の『宗教画』の大家です。
画家であると同時に彫刻家、建築家としても活躍しました。



もう一つ。
私は真っ正面に向き合って・・・

          『幼児キリストを礼拝する聖母』
    
                  アンドレア・デルヴェロッキオ 1470年頃


          幼児キリストに礼拝をささげる聖母マリア様。
          背景の壮大な遺跡は、
           おそらく古代ローマの神殿を表わし、
          古い宗教に対するキリスト教の勝利を象徴しています。
       

           穏やかで知的な『祈りの聖母マリア様の御姿』


         幼子、キリスト様の目が、
         母マリア様を見つめておられます。
         真正面に母を見つめる幼いキリスト様は、
         キリスト様を礼拝するマリア様を『祝福』なさっている。
           私はそう思いました。私はそう観ました。


         私も、
         幼いキリスト様を心の中で礼拝しながら、
         幼児キリスト様から『祝福』をいただきました。
         三回も戻って、三回の『祝福』をいただきました。
                   感謝!感謝!


アンドレア・デル・ヴェロッキオ
   
1435年頃- 1488年53歳6月30日
イタリアのルネサンス期の画家、彫刻家、建築家、鋳造家、金細工師。
その弟子たちには、
レオナルド・ダ・ヴィンチのほか、
ロレンツォ・ディ・クレーディ、ペルジーノ、ボッティチェリ、等、
次世代の錚々たる名前が並びます。

     
     スコットランド国立美術館は、
     上質で幅広い、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する美の殿堂です。
     1859年・昭和34年の開館以来
     購入や地元名士たちの寄贈や寄託などによってコレクションの拡充を続け、
     世界最高峰の美術館の一つとなりました。
     上質で幅広い、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する美の殿堂です。


     今日は、そのようなスコットランドが誇る至宝の中から、
     ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、ブーシェ、スーラ、ルノワールなど、
     ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を
              堪能いたしました。 
     さらに、イングランド出身のゲインズバラ、レノルズ、ターナー、ミレイ、
     日本ではなかなか見ることのできない
     レイバーン、ラムジー、グラントなど。
              約90点堪能いたしました。


             正に、『THE GREATS』
          美術史に輝く巨匠たちの競演を楽しみました。
                      感謝!感謝!


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様は、美術館訪問がお好きですか?
『楽しみ』にはいろいろあります。
私は『美術館訪問』が好きです。
齢を重ね・・・
若い時にはわからなかったいろいろのことが、齢をとると見えてくる。
それがなんともいえず楽しいのです。
美術館訪問を続けていたことの意味が、この齢になってわかるのです。
皆様も『楽しみ』を続けて、楽しい時間をお過ごしください。 お元気で!

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