3月2日。水曜日。雨のち晴れ。
3月になりました。
我が家でも・・・
咲き出しました。
『しだれ梅』
枝垂梅光の筋の地に届く 阿部桂
なるほどね。
下に下にと枝を伸ばしながら咲くしだれ梅。
可憐な梅の花から『光の筋』が伸びて、地に届くようです。
阿部桂氏の俳句に感動しています。
感謝!感謝!
そして。
今日は3月2日。
『灰の水曜日』
この日、
司祭は、
「あなたはちりであり、ちりに帰っていくのです
回心して福音を信じなさい」
と唱えながら、
一人一人の頭に灰をかけます。
『灰を受ける』とは、
自分が弱い存在であり、神様の助けを必要としている、悔い改めている、
ということを表す『印』です。
この『灰の水曜日』をもって、
教会典礼は、『四旬節』という期間に入ります。
『四旬節』とは、
イエス様が私たち人間の罪と弱さを受け入れ、
自分のものとして背負い、亡くなった、
ことを思い起こす期間です。
灰の水曜日ではじまる四旬節の※『40日間』※(日曜日は数えない)は、
※イエスが宣教生活に入られる前に砂漠で40日間断食をされたことに倣い、
断食、節制が推奨されます。
又、
※1年の典礼の頂点である復活祭を目指しての『準備期間』でもあります。
教会は、洗礼志願者の洗礼準備の期間としてきました。
又、
全教会の信徒たちが、自分たちの洗礼の時を思い起こし、
洗礼の約束を更新する準備の期間でもあるのです。
四旬節の期間に、
教会は、私たちの心が本当にどこに向かっているのかを問いかけ、
自己中心から神と人々に向かう「心の転換」(回心)
を呼びかけるのです。
『今日の入祭唱』
『主よ、あなたは全能のゆえに、あなたはすべての人を憐れみ、
回心させようとして、人々の罪を見逃される。
あなたは存在するものすべてを愛し、
お造りになったものを何一つ嫌われない。
命を愛される主よ、あなたはすべてをいとおしまれる。』
智恵の書 11章23-24&26節
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
※見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。
さもないと、
あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。
だから、
※あなたは施しをするときには、
偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、
自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。
はっきりあなたがたに言っておく。
彼らは既に報いを受けている。
※施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。
あなたの施しを人目につかせないためである。
そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、
あなたに報いてくださる。
※祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。
偽善者たちは、人に見てもらおうと、
会堂や大通りの角に立って祈りたがる。
はっきり言っておく。
彼らは既に報いを受けている。
だから、
※あなたが祈るときは、
奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、
隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。
そうすれば、
隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。
※断食するときには、
あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。
偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、
顔を見苦しくする。
はっきり言っておく。
彼らは既に報いを受けている。
※あなたは、断食するとき、頭に油をつけ、顔を洗いなさい。
それは、あなたの断食が人に気づかれず、
隠れたところにおられるあなたの父に見ていただくためである。
そうすれば、
隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」』
マタイによる福音書 6章1-6&16-18節
今日のイエス様は、
『神の国の義は内面的なものであり、
施し、祈り、断食などは、人に見せるものではない。』
と、弟子たちを諭します。
旧約時代。
イスラエルでは、祈り、断食、施しなどを、
公に、皆の前で行われることがあったようです。
それは、
人に見せるためでも、神にほめられるためでもないのです。
神様は、
祈りや、善い行いをする私たちの心も、その価値も、ご存じです。
イエスは、弟子たちを教育なさるのです。
『神は、私たちの善い行いを通して、
ご自分の愛を見せることを望んでおられるのです。
人は、私たちの善い行いを見て、
そこに神の愛を見つけることが大切なのです。
そして、
そうなるためには、絶えず、悔い改めが必要です。』と。
更に、
イエスは、弟子たちを励ますのです。
『そのようにすれば、
隠れたことを見ておられるあなたの父が、必ず報いてくださいます。』 と。
私たちも、
祈りの中で、神のもとに帰り、神から力を頂いて、
隠れた所で善意の行為が出来、神の愛を証し出来るようになりたいものです。
祈りましょう。
『今日の奉納祈願』
『聖なる父よ、四旬節の初めに当たり、祈ります。
回心と愛のわざに励み、よこしまな欲望と罪から解放されて、
御子の受難をふさわしく記念することができますように。』
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
3月になり、待ち遠しかった春もまぢかです。
咲き出した花々を見て、春に感謝ですね。 お元気で!
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