マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『桐教会や 海の底まで さわやかに』・・・五島巡礼四日目・最終日・・・『主が御名を置くために選ばれた都であった。』 

2019-09-21 06:54:14 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月13日。金曜日。快晴。

    前田枢機卿様と行く上五島巡礼の旅 四日目
          巡礼最終日

 

さあ!

今日も巡礼に出発です。

  バスに乗り込み

 枢機卿様の『始まりの言葉』

     『今日も無事に巡礼ができますように!

 今朝一番に訪ねて 又 ミサをする桐教会は
 私には中学時代の思い出のある場所です。
 『十字架の道』の担当の時に、”急げ!急げ!” とせかされたものでした。

 この五島で育つ頃の私はのんびりゆっくりでした。
 その分を取り戻させられているように 今は忙しい毎日です。

   『桐教会や 海の底まで さわやかに』

 
  
海の底まで見えそうな   『さわやかな瀬戸』
                      
『桐教会や』 は 『きょうかいや』 と詠むのです。と枢機卿様。

 

     今日は午前中のみの巡礼で二つの教会を巡りました。
        巡礼最終日をご一緒下さい。

 
まずは。

         『桐教会』

 
    下から眺めると・・・『お城』        です。とガイドさんの説明でした。


上っていくと・・・

        『信仰の先駆者顕彰碑』

  『ガスパル与作 と その父パウロ善七 と ミカエル清川沢次郎』

    桐古里郷のガスパル与作が治療のために長崎に行き、
    偶然、大浦天主堂に入ってプティジャン神父を訪ね、
    五島キリシタンのカトリックへの復活を導いたのです。


聖堂に入って・・・


      『御ミサ』
 

 『枢機卿様のお説教』

 『弾圧の歴史の中で、
 自ら居座るように、世話をすることを願い、
    島の人たちの『カトリックへの復活』 を導いた三人の先駆者たちがいました。

    『プティジャンと ガスパル与作 復活祭』

 そして

 今日は『聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士』 の記念日です。

  『金の口』と言われるほどの、学識を持ち勇気ある弁論をしました。
   消極的な私にも、『不屈の精神の聖人の恵み』 を願いたい。

   私を『忠実な者』とみなして下さり、
  『働く者』 として下さった『使命』を喜びのうちに受け、
     私も励みたい。 ヨハネ・クリゾストモ司教の信仰を受け継ぎたい

     
      今日の福音の『自分の目の丸太』 は、

    戒めのように、私に『謙虚』であれと励まします。
 自分の『弱点』を見据えれば、他人の欠点は気にならないでしょう。

     私も、自分の弱点を見据えながら、
  教職者として、使徒パウロを見倣って生きていきたい。

 
   『目の丸太 取り除けよと 秋の虫』

        『秋の虫』は『神の声』です。

   お互いに祈りの内に心を込めミサを捧げましょう。』

      
     巡礼最後のミサの終了です。
     枢機卿様から巡礼者へ、『励ましのお説教』 を頂きました。感謝!
     枢機卿様の説教は、今日もいつも、『謙虚・謙遜』 がテーマです。脱帽!


ミサ後。

信徒館で・・・

    『桐の苗木の祝別』
 
  若い信徒会長
  
   「枢機卿様がおいで下さった 『記念の桐』 にして育てます。
       又、成長を見に来てください。」

 

 更に・・・   

      『マリア観音像 ロザリオ 鏡』
 
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     桐教会の信徒のO様『宝物』 です。
   
     

      

  潜伏キリシタンの先祖の方々が、
    弾圧の中で、隠し持ち、
  日々拝み、敬愛していらした『マリア観音像』 を、受け継いでこられたO様。

     今日は特別にお持ち下さり、巡礼団に見せて下さいました。
                    ありがとうございました。

 

その昔。  

 『ガスパル与作 や その父パウロ善七 や ミカエル清川沢次郎』
     の伝道活動により、
     ローマ・カトリック教会に復帰する方々が多くいた。
一方。

    『潜伏キリシタン』と呼ばれる信仰形態にとどまった方々もおり、
         現在へとつづいているのです。

    『潜伏キリシタン・隠れキリシタン』 と 『カトリック』
  今は別組織を作っているが、いつか同組織で共に祈る日が来ることでしょう。
                          祈りましょう!

    
   信仰を、
   迫害にも負けず、すべてを捨てても、守り抜いた『潜伏キリシタン』の人々。
       その生き様は、『神の国』に行っても続くのです。



信徒館を出てくれば・・・

    眼下に広がる・・・   『瀬戸の海』
 
                          美しき様に言葉がない。

 

そして。

巡礼最後の訪問教会

            『真手ノ浦教会』

 

         塔を頂く真っ白の教会。    いと神々しく。

  

 いつからあったのか?
    集落にこっそりと、『真手ノ浦集落』 の最初の 『祈りの場』 であったと伝えられている。 
1956年(昭和31年) 手狭になったために現在地に『教会』 が建てらた。
更に。
2010年(平成22年) 『現教会』 に建て替えられた。 

 

教会前に

    祈りの信徒を出迎える・・・
 
        『聖母マリア像』
  
  巡礼団の無事の終わり そして 先人たちが守り抜いた信仰
         感謝の祈りを捧げました

 

聖堂に入って・・・


枢機卿様と巡礼団
         『祈りの唱和』
 

          巡礼の終わりを迎えます
 
枢機卿様は話されました。

        『巡礼とは毎日の生活です。
    毎日、私たちは 神に向かって巡礼をしているのです。』

 

ここは・・・

     すばらしいガイドさんの『母教会』です        

 
         『潜伏キリシタン』 の末裔のガイドOさん
       『五島の信仰』 を観光客に伝えるために生まれたような
             『名ガイドさん』でした
               感謝!感謝!


 枢機卿様と ガイドさんも一緒に・・・

           『巡礼団全員集合写真』
 

          皆様! お世話になりました
       皆様とご一緒できたのはうれしいことでした
        神様が準備下さった『お恵み』でした
       神様と枢機卿様と皆様に感謝申し上げます
           ありがとうございました


司教様の『最後のお言葉』
   

        『ありがとうございました。
   私のために お祈りください。 よろしくお願いいたします。
     私も皆様のためにお祈りいたします。』


枢機卿様の先唱で・・・

      全員で  『お祈り』
    

    『私たちは、毎日、枢機卿様のためにお祈り申し上げます。
  お体をお大切に、神様がお与えになりました『御使命』 を全うください。
        心から感謝申し上げます。
        ありがとうございました。』

 

いよいよ。
『五島』にお別れです。

  船窓から見えるのは・・・   『深い青色の海』


 『エルサレムは、主が御名を置くために選ばれた都であった。』 列王記上 14-21
『わたしはイスラエルに七千人を残す。これは皆、バアルにひざまずかなかった者である。』
                         列王記上 19-18

 

  今日で 『前田枢機卿様と行く上五島巡礼の旅』 が無事に終了しました。

       巡礼四日目。 10017歩。        

   

 皆様!
 御訪問に感謝申し上げます。
私の巡礼にお付き合いくださいまして、心より感謝申し上げます。
五島巡礼で学んだことで胸が膨らみ、はちさけそうです。
豊かな経験が消化され、私の霊魂の血となり肉となるのが楽しみです。

  

      『五島』は
   神様に選ばれた『神の御名を置く都』であり、
神様に残され、すべてをゆだねられた『選民・残りの者』
の住む『地』でした。


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