マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『さわやかや 五島巡礼 みな笑顔』・・・五島巡礼二日目・・・『ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。天には大きな報いがある。』

2019-09-17 12:13:42 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月11日。水曜日。快晴。

    前田枢機卿様と行く上五島巡礼の旅 二日目

 

         巡礼 とは何か?

   アブラハムは 『約束の地』に向かう 巡礼者でした
 
      キリスト教徒たちは キリストの歩いた地を 旅してきました

  巡礼地は 聖遺物のある場所 が多く  
   
特にエルサレム ローマ スペインのサンティアゴ・デ・コンポスチーリャ
        イギリスのカンタベリーが重要な地とされました

 

     巡礼者らは
        神に向かう『心の旅』の一つとして
 
                       過去から学びながら歩いたのです

    
       神や聖人への祈りを詠唱し 詩編を唱えながら
          聖地から聖地へと巡り歩いた
          
  『キリスト教の歴史』より

さあ!

出発です

  バスに乗り込み

 枢機卿様の『始まりの言葉』

     今日も無事に巡礼ができますように!
     1人1人頂くお恵みがあります  ともに歩む巡礼は 私にとっても喜びです。
   自分の生き様は続いていきます 神様のもとに巡礼を続けていきましょう。

       『さわやかや  五島巡礼 みな笑顔』

 

        今日は六つの教会を巡りました
 
     そのうちの三つの教会をご一緒下さい  

 

 まずは

      『旧野首天主堂』

 

野崎島に渡るために  

  津和崎港から     海上タクシー 
 

  猛スピードで 

 

    海の中を進み
    数え切れない島々が通り過ぎていく

 

 潜伏キリシタンは 弾圧から身を守るために 無人島『野崎島』に渡り
     海から直接にそそり立つ土地を開墾し
    信仰を守るために 島を切り開いたのです。

 


 1797年(江戸後期) 
      
五島藩が 土地開拓の為の民大村藩に依頼し
               100名ほどが海を渡りました
     そのほとんどが
     キリシタン摘発から逃れやすいとされた
  新天地「五島」での暮らしを望んだ 潜伏キリシタンでした

 

    人々は
     急な斜面 風の吹き付ける厳しい環境で
       『集落』を切り開き

     ひっそりと祈りの暮らしを続けました 
  しかし 禁教の悲劇は 野崎の人々にも訪れるのです

  
 
野崎島 到着
  下船して  
 
 
  立ち寄り    野崎島ビジターセンター
    
      島の様子 島でのマナー 等 伺います
 
 
旧野首教会へ向けて
       炎天下 約20分 徒歩
 
 
 左手眼下に    野首海岸  
 
 
      青海と白浜 その美しさに絶句
  
      右手には 野崎集落跡 や 棚田跡
 
 
          見えてきました
   
          旧野首天主堂
 
1865年
 長崎:大浦天主堂での『信徒発見』は 島の信者たちにも知らされました
翌年 1866年
 大浦天主堂を訪ね 一部の人は洗礼をうけました   
 
      
    しかし まだまだ禁教の世の中
  
 
  信仰の復活は、役所の知る所となり
   島で 15軒 50数人が逮捕 平戸に連行され
      改宗を迫る拷問を受けました
      拷問に絶えかね
 島民は 改宗を申し出 
野崎島帰還を許されたのです 
 

1873年(明治6)
  
    高札撤去 迫害から解放さました
    
     禁教令~高札撤去まで250年間      
 
      潜伏キリシタンたちは
ようやく信仰を公にすることができるようになったのです
 
 
到着 
        旧野首天主堂
    
       入り口の上に『天主堂』の文字
 
 
 信仰の自由を手に入れた信者たちは 『木造の教会』を建設
    苦しい生活の中での建設は粗末でした
神第一でなく 自分の生活を第一にしたため と大いに反省した信者たちでした
 
  すべてに優先して神を第一とするときに 神は報われる!
 
    集落の高台から美しい海を眺めながら
       神に祈ったそうです

 ”私たちは 平戸の拷問に耐えられず 神を捨てると表明しました
       この罪をお許しください
       償いとして教会を建てます”
 
 
 
 その後  17所帯で 『レンガの教会』 建設決定
        建設費捻出のために 
 
共同生活を始め 大人は1日2食 
キビナゴ漁などで資金を蓄えました
 
ついに
  1908年(明治41)  『野首教会』完成
    3000円。今の2億円。現金一回払い。
 
    『すべてにおいて神が第一 神を優先』
 
  17軒は 一軒120万円以上 蓄えた資金を供出したのです
             枢機卿様のお話しから

 

       厳しい弾圧に耐え
    故郷から遠い未開の土地へ移り住み
    ひそかに暮らしてきた人々にとって
    『天主堂』は 信仰の証 です

 
 
  中に入れば        祈りの場
  
    
       
深々と頭を垂れ 祈りを捧げました

 
 人々の祈りのしみこむ   旧野首教会
 
 

      その歴史的価値を後世に伝える為 静かに佇みます    

 
       潜伏キリシタン
   神秘的で 静かで 美しい島だからこそ
 神と共に 神を確認しながら  潜伏できたのでしょう
   
       
        巡礼者は
 
     聖地への旅の過程において
  神との繋がりを再認識し 信仰を強化するのです
 
                    ウィキペディアより
 
       
次は

       『仲知教会』

  枢機卿様の 誕生~小学時代過ごされた 母教会 です      

 

   教会に向かう途中   美しい海  
  
 
   枢機卿様の生家が 無人のまま 残されています
 右側の木のむこう側に見える二つの家の 手前の家が枢機卿様の家
 
小さい頃 家から走り出て海に行き サザエ等を沢山捕ったそうです

 

ある日曜日
小学生の頃 ミサを初めてサボり 魚釣りに行きました
見つからないだろうと思っていたのに
  陸に上がると そこに主任神父様が立っていました  

 『償いとして アベマリア 1万回唱えなさい』 と神父様

    教会で 一万回 唱えました
      仲知の子供の頃
  厳しく育てられたことを 心から感謝しています
   
       枢機卿様の話でした

 

そして   

     共同司式ミサ 
  

     本田神父様 枢機卿様 山添神父様

 

枢機卿様説教

『皆様と 私の母教会でごミサを捧げることを とても嬉しく思います
 
子供の頃 教会の前を通るときに深々とお辞儀 をさせられました
そのうちに
  御聖櫃の中におられ ミサの中での御聖体の大切さ
   厳しいしつけの中で分かるようになりました


キリストがすべてであり キリストはすべての中におられ
     御聖体を大切にすることを教えられました

厳しいしつけででしたが
    ”信じる!” ことを植え付けられ 感謝しています

信仰だけでなく
  自由や幸せはいつまでも続くものではない とも教えられました

だから

  幸せで恵まれている時こそ 謙遜に
  いつの時も 今を大切に 失望することなく
 神様中心に 神様のことを考えて生きていれば 必ず報われる
    と教えてくれたのが ここ『母教会』です

私はいつどうなるかわかりませんので 皆様の祈りを続けてお願いいたします
   互いに祈りあって 互いに支えましょう』

     

ミサ後

     枢機卿様母教会前で  記念撮影 
 

 

  今回の巡礼地は
     枢機卿様の信仰 人格 価値観 等を育んだ
     緑の木々が生い茂り 真っ青の海が取り巻く
       枢機卿様の生地:『五島』です

    『環境が人を造る』 と実感する巡礼です 

  
  一人聖堂で祈る私に 声をかけてくださる信者さんがいました

    「教会資金のために 若い女性一人が作っているのです
       よろしくお願いします」
 

   私は喜んで 『聖書100週間』仲間のお土産 10個購入    

     教会を管理維持するのは大変なことです
  一人の若い女性のような『信仰と行動の一致』が 教会を守るのです
             
      ”お祈りしていますね”
   互いに心通わし合った『忘れられない一時』です

 
教会から出ると

   ふくれ饅頭 かまぼこ 五島うどん 梨
    手作り品のおもてなし。おいしい。

 

 次は

        『青砂が浦教会』

   子供たちが 教会前に一列 迎えてくれました

  
     嬉しそうに 一人ずつ 枢機卿様と握手です

 聖堂内で

   子供たちと巡礼団 共に お祈りをしました     
            枢機卿様と子供たち

 ”神父様になりたい人は?”   一人の男子が ”はい”  
 ”シスターになりたい人は?”  四人の女子が ”はい”  

    五島出身の枢機卿様は 島のスーパースターです
     枢機卿様と握手した感動を忘れることなく
    枢機卿様に続く神父様が生まれることでしょう!

 

信徒館で

      おもてなし
 
     

       膨れ饅頭  ドーナツ
       手作り。 おいしい。 


  枢機卿様と
        主任神父様とご婦人たち  
 

  五島の皆様は ”五島のヒーロー!” 枢機卿様が大好きです
  枢機卿様も 五島の皆様を大切になさっていらしゃいます

     互いに 祈りあい 信徒の姿 素敵です

 

そして

 えび屋

     夕食 
 
 

     伊勢海老 黒ムツ サザエ 鯛 
        鮮魚づくし 美味

    
       自己紹介がはじまりました 

    その人らしい 素晴らしいお話が続きます

 最後は  

    枢機卿様のお話
  子供の頃の話を 手振り付き なさいました

  『私は3月生まれなので クラスでは1番小さかった
 けれども 背負い投げで 自分より大きな子に勝ったのです
     
   得意になっていると 次に自分より小さな子に負けました
その時 先生が『勝って兜の緒を締めよ』と『言葉』を下さった
   そのことを今日 仲知で思い出しました』 と

 

   枢機卿様のお話は いつも 『謙遜』がテーマです

        
   夕餉の お仲間
 
 


         枢機卿様とご一緒
      有り難く貴重で  楽しい時間でした
                 感謝!感謝!

 

  枢機卿様の『終わりの言葉』で 一日の終了

   
   巡礼二日目。 7938歩。         

   皆様!
   御訪問に感謝申し上げます
   私の感動をお伝えしました

 『人の子のために追い出され ののしられ 汚名を着せられるとき
    あなたがたは幸いである 天には大きな報いがある』
                     
ルカ 6ー22   

     
 
『五島』は 
 神様中心に 神様第一に 生きていれば 必ず報われる
     と
確信する信仰者の住む『地』です


最新の画像もっと見る

コメントを投稿