12月3日。木曜日。曇り時々雨。
室内楽・・・ 『クラリネットと弦楽四重奏』
音楽好きの方が2階大広間を開放されて、演奏者は5人、聴く者は25人
『クラリネットと弦楽四重奏 フレンドリーコンサート』
5人演奏家ともが大ベテラン
『出演者』
クラリネット奏者は、大学のオーケストラ部以来の「僕の人生はクラリネットと共にある」、私の同窓生。
チェロリストは、ヴィオラ奏者の妻と第一バイオリンの息子と、家族三人で演奏家、見事なご家族。すばらしい!
第二バイオリン奏者は、いつもニコニコと全体を和ませ、緊張を消しフレンドリーさを生む、初老の好紳士。
王侯貴族の館の部屋で演奏される世俗音楽を指す「ムジカ・ダ・カメラ」(部屋の音楽)という言葉が
『室内楽』のはじまりです。
私にとって、目の前で演奏を聴くなんてことは、初めての経験でした。
映画のシーンのようでした。
『曲目』
ロベルト・フックス
:『クラリネット五重奏曲 変ホ短調 op.102』
アントニン・ドヴォルザーク
:『ソナチネ ト長調 Jack Brymer 編』
元々は『4重奏曲』に作曲されたのをクラリネットとの五重奏曲に編曲されたとか?
一曲、30分の演奏です。
「どうしてこんな難曲ばかりを選んだのですか?」といわれる、難しい曲でした。
すばらしい、息つく間もない、感動の演奏でした。
私の友人のクラリネット奏者は、弦楽器を引っ張るような時もあり、額から汗を流しながらの、名演奏でした。
一人女性の美しく華奢なヴィオラ奏者は、「フルマラソンを走った後のようだわ!」と、演奏後の一声でした。
全員(私の友人以外)が、自分のお仕事を持ちながらの、二つ目の顔は『演奏家』です。
私の友人は、神戸市民交響楽団に属して演奏会、『木管五重奏団』を作りあちこちに講演活動、
教会の式典の演奏も引き受け、『演奏家』の第二の人生を送っています。
すばらしい演奏を聴きながら・・・
”私は学校卒業以来、
演奏家の皆様のように、何かを残してきただろうか?”
私の友人のように、施設訪問をして『懐かしのメロディー』演奏で、お人の人生を輝かしているだろうか?
世界に時代を超えて『曲』を遺された二人の作曲家のように、何かをお人のためにしてきただろうか?
・・・と。私の心揺り動かされた そして 5人の演奏家のお顔ガ輝いた、『演奏会』でした。
そして。
今日は10月3日。年間第二十六木曜日。
『今日の第一朗読 祭司エズラの言葉』
祭司であり学者であったエズラは、
バビロン捕囚から帰還するユダヤ人たちを
エルサレムに導き帰った指導者でした。
『その日、民は皆、水の門の前にある広場に集まって一人の人のようになった。
彼らは書記官エズラに主がイスラエルに授けられたモーセの律法の書を持って来るように求めた。
祭司エズラは律法を会衆の前に持って来た。
彼は水の門の前にある広場に居並ぶ男女、理解することのできる年齢に達した者に向かって、
夜明けから正午までそれを読み上げた。
民は皆、その律法の書に耳を傾けた。
エズラは人々より高い所にいたので、皆が見守る中でその書を開いた。
彼が書を開くと民は皆、立ち上がった。
エズラが大いなる神、主をたたえると民は皆、両手を挙げて、「アーメン、アーメン」と唱和し、
ひざまずき、顔を地に伏せて、主を礼拝した。
レビ人がその律法を民に説明したが、その間民は立っていた。
彼らは神の律法の書を翻訳し、意味を明らかにしながら読み上げたので、人々はその朗読を理解した。』
ネヘミヤ記 8章1-12節
エズラは、
バビロン捕囚前にある程度まとめられていた聖書や口伝などの資料と、
捕囚期の新しい資料とを、総合的にまとめる作業をしました。
現在私たちが手にする聖書の大部分が、このときに完成しました。
エズラは、
ユダヤ教の厳格主義を貫き、異邦人とイスラエル人との分離を推進し、
ユダヤ教を国家宗教とするために働きました。
イスラエルの人々は、
エルサレムに戻ってもペルシャの支配下にあリ、異教徒に囲まれて暮らしていたが、
エズラの話や教えに耳を傾け、
神に選ばれた民として、
安息日を守り、定期的に祭りを行い、モーセの教えに従う生活ができるように、
日常生活を安定させることに、配慮していったのです。
エズラは勿論、イスラエルの人たちは、
生涯をかけて、信仰を守り、国の復興を計ったのですね。
皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
私も、演奏家や聖書の中の人々から元気と勇気を頂き、生涯をかけて『一つ事』に挑戦です。 お元気で!