運動神経は、何によって決まるのか?
トップアスリートが、限界まで走れるのは、鍛え上げた筋肉を持っているから?
野球選手が、狙ったところへボールを投げることが出来るのも、鍛え上げた筋肉を持っているから?
大人が、ゴミ箱にゴミを投げて命中できるのも、鍛え上げた筋肉を持っているから?
では・・・管弦楽団のコンサートマスターが、第九を楽譜なしで弾き終えるのは、楽譜を全部覚えているから?
確かに。
鍛え上げた筋肉は運動に役立ちます。 練習で覚えた楽譜も演奏に役立ちます。
しかし・・・
トップアスリートは、「筋肉がすごい」わけではない!
① 「運動というと・・・筋肉を使うとまず考えるんですけど、筋肉には脳から命令を送らないといけない。
ですから、
『運動ができる人というのは、筋肉がいいわけではなくて、脳がいい、要するに頭がいいということなんですよ。』
『運動ができる=頭がいい』 ということなんです。 頭を使っているということなんです。
② 「マトのど真ん中にボールが命中したときも、10cmはずれたときも・・・
投げる動作に、ぱっと見では大きな違いはないはず。
この絶妙なコントロールの時・・・脳はいったい何をやっているのでしょう?
違いが生まれるのは、「筋肉がすごい」わけではない!
脳から筋肉に送る『脳の命令』に違いがあるのです。
つまり。
ボールが命中する人は、『頭の中で運動をイメージ』 して、それを実行する人なのです。
たとえば逆上がりをしているところをイメージして、脳のどこが活動しているか調べます。
逆上がりができる人とできない人とでは、どう違うか。 (MRIを使うと、イメージしたときの脳の状態がわかります)
できない人は、やはりイメージそのものができていないことが明らかになっているそうです。
『 「運動神経」とは、まさに、脳の中にあるものなんですよ。』
『運動ができる=頭がいい』 ということなんです。
なるほどね。
アスリートにはイメージトレーニングが大切という、根拠が分かりました。ガッテン!
何事でも、マイナス思考を持つことなくマイナスイメージを作り上げることなく、
希望を抱いて前向きイメージが、成功につながるってことでしょうかね?
以上。
W大学の彼末先生の研究室を訪問した時の面白い&参考になる話。記憶に書き残しました。
そして。
今日は1月28日。年間第三木曜日。
『今日の第一朗読 ダビデ王の神への言葉』
『ダビデ王は主の御前に出て座し、次のように言った。
「主なる神よ、何故わたしを、わたしの家などを、ここまでお導きくださったのですか。
あなたは、この僕の家の遠い将来にかかわる言葉まで賜りました。
主なる神よ、このようなことが人間の定めとしてありえましょうか。
主なる神よ、今この僕とその家に賜った御言葉をとこしえに守り、御言葉のとおりになさってください。
主なる神よ、あなたは神、あなたの御言葉は真実です。」』 サムエル記下 7章18~25節
では・・・
私達クリスチャンは、神をどんな方であると考えていますか?
ダビデ王は、
神を、『わたしのようなちっぽけな者でちっぽけな家を導いて下さるようなことは畏れ多いことです。」ととらえていました。
同時に。
神を、人間の歴史に働きかける『生ける神』、救いの完成に導かれる『歴史の主』 ととらえていました。
『あなたは、この僕の家の遠い将来にかかわる言葉まで賜りました。
主なる神よ、このようなことが人間の定めとしてありえましょうか。』
・・・『歴史の主』である神にだけが、遠い将来まで見通せるのです!と。
旧約において、
ダビデ王以前に、
神はまずアブラハムを召して『神の御言葉』を与え、御言葉通りに遂行なさったのです。
正に、『生ける神』 『歴史の主』なのです。
更に。
ダビデ王は、
神を、人間のあらゆる能力を超えた、御自分の御言葉を必ず実行する『聖なる者』 ととらえていました。
『主なる神よ、今この僕とその家に賜った御言葉をとこしえに守り、御言葉のとおりになさってください。
主なる神よ、あなたは神、あなたの御言葉は真実です。」』 と。
『主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。』 ルカ福音書 1章45節
真の信仰者とは、 『主がおっしゃったことは必ず実現すると信じる者』です。
ダビデ王やアブラハムや聖母・マリア達の信仰に倣って、私達も主を固く信じるクリスチャンになれますように!
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
アスリートは頭を使って、信仰者は心を使って・・・更なる前進を続けましょう!