MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

12年前のデジカメ「OLIMPAS C-750 Ultra Zoom」で撮ってみた

2015年06月21日 | あらかると

時折遊び的には持ち出していたOLIMPAS C-750の、
XDピクチャーカードがクラッシュし、全く使えなくなってしまった。
下の写真左側がXDピクチャーカードで、
数年前までは、富士フィルムとオリンパスで製造していたが、
両者製のカメラがSDカードを採用したことから、現在は製造されていない。


まだ完全に作動するにも拘らず、XDカードが使えなくなってしまっては、
OLIMPAS C-750はもはやゴミでしかない。

ということで、Netを介しカードを探し、
今後のもしもの破損を考え、256GBを3枚購入した。
余り需要は無いようで、価格は1枚400円以下と激安だった。

下の写真は、2003年に購入したOLIMPAS C-750 Ultra Zoomで、
当時としては上級機で、7万円以上の価格だった。


カードが入手できたことで早速テスト開始したが、
問題なく作動し、あれやこれや撮って見た。

C-750の望遠端(35mm換算380mm)で、夕日が射してきた町並みを撮った。


上と同じ場所を、SONY-a57の18~200mmレンズの望遠端で撮ったのが下の写真で、
原画をピクセル等倍で見ると、
400万画素(C750)と1610万画素(a57)では大きな差があるが、
ここまで縮小すると、そのさは判然としない。


下の写真は昨日の快晴の日に、
望遠端で風景設定のオートで撮影したもので、
記録データとしては、f4.5,ISO50,1/400,63mm(380mm)だった。
コンパクトデジカメの有用性は、被写界深度が深いことで、
望遠端にも拘らず、100m先の木の葉にも、2km先のビルにもピントが合っている。


同じく昨日撮った風景写真の中からピクセル等倍で切り出したものが下の写真で、
意外と細部まで表現されている。


通常マクロ撮影も満足のいくもので、
下の写真は、ピクセル等倍でトリミングしたものであるが、
この描写力が10年以上前に製造されていたのである。


OLIMPAS C-750 Ultra Zoomは、
名前の通り当時としては珍しい10倍ズームであり、
ビューファインダーは、0.44型のTFTカラー液晶EVF(視度調節付)で、
最新のコンパクトデジカメのファインダーにありがちな、
小さく見にくい0.2型EVFの倍以上も大きいのである。

今日は、一日中雨模様だったにも拘らず、
夕方には夕日も射してきて、街中のビルを照らし出した(巻頭の写真・C-750にて撮影)。
明日は一年中で一番昼が長い「夏至」、すっきりと晴れて欲しいものである。
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