所用の都合で、今日は21世紀の森と広場へ。
気温は30度以下なのに湿度が高く、風もない。
直射日光で温められた衣服からは容赦なく加熱され、
半そでにも拘らず風が無いから、汗が蒸発せず体温は上がるばかりである。。
そんな状態で公園の湿地帯を歩いていると、眩暈がするほどの不快感あった。
水分補給しながら風のある木陰で休んでいると解消したが、
梅雨入り後のこれからの高温多湿は、
無理のない散歩を心がける必要がありそうだ。
「つどいの広場」の南側遊歩道に植栽されている「紫陽花」が、
開花を始めていたので、鑑賞がてら逍遥。
そこで面白い発見をした。
紫陽花の葉の上で、ミドリシジミが数匹の蟻に囲まれていたのである。
最初に見たときは気付かなかったが、
写真を撮ってピントの確認をしていると蟻が写っていたのである。
ミドリシジミは抵抗をしていなかったので、
蟻に捕らえられたと言うわけでもないようである。
シジミチョウの中には、幼虫のときに尻から蜜を出して、
蟻の巣の中で育つことが有るというが、
蝶になってからの蟻との関係は研究がなされてないようである。
別の場所の草叢では、背中にハートの形をした模様のある、
「エサキモンキツノカメムシ」の交尾を発見した。
その存在はNetなどにより数年前から知っていて、
一度は見てみたいと思っていた昆虫であるが、
名前のように、模様の色は黄色が殆どで、
例外的に白色の個体もいると言う。
ということは・・・・今日撮った下の写真は貴重かも・・・・。
「モンキチョウ」の交尾(巻頭の写真)。
交尾中はゆっくりと近付くと、20cmぐらいには近づけるため、
マクロ撮影もしやすい。
「ビロードハマキガ」の交尾。
表翅の派手な模様は、以前にも紹介した事があるが、
交尾中の個体を見たのは始めてである。
「アジアイトトンボの交尾」
千駄堀池の草叢では、様々な蝶が飛び交う季節となっているが、
世継ぎのための交尾をするものも見られる。
草の生い茂る季節になり、暖かさも加わって、
昆虫の世界は今が繁殖の最盛期のようである。