MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

都立水元公園の彼岸花など

2013年09月23日 | あらかると

彼岸の中日に合わせたかのように、
あちこちで彼岸花が咲き始め見頃を迎えている。

ということで、
ここ数年気になっている水元公園の、
防火用水池近くの雑木林に咲く彼岸花を撮りに行った。
実は、昨日もその予定で出かけたのだが、
直射日光が厳しく途中で引き返していたのだ。

往復約20kmの遠出となったが、
猛暑中で家でマッタリな日々を過ごした代償は大きく、
今まで力尽くで登っていた坂道を上り切ることが出来なかった。

彼岸花はほぼ満開であったが、
場所によっては3割ぐらいがまだ蕾で、今週いっぱいは見頃のようである。
子供の頃は嫌いだった花だが(今でもそのようである)、
仏教では「天上に咲く花(曼珠沙華・仏教では白い花とされている)」となっていて、
人が天上(彼岸)に近付くほどに好きになっていく華なのかもしれない。


家を出た時は晴れたり曇ったりの天気だったが、
現地についたときはほぼ雲に覆いつくされ、
目的であった「木漏れ日の中の彼岸花」が撮れなかったため、
珍しい植物が植栽されている「野草園」のあるグリーンプラザの裏庭へ。

樹木の周りに「ショウキラン(巻頭の写真黄色の花)」が咲いていて、
その中に一輪の「彼岸花」が・・・・・巻頭の写真。

近くのピンクのノゲイトウの花では「イチモンジセセリ」が吸蜜していたが、
それを「ハナグモ」が4本の手を広げて待ち構えていた。


春には珍しい茶色の花を咲かせていた「ポーポー」が実っていた。
まもなく熟して落ちるものと思われるが、
落下して数日して香りが出てきたら食べごろである。
田舎の裏庭にもあったが、植えた本人の父が亡くなった後で実をつけたため、
誰一人としてその食べ方が解らず、結局道路拡張工事によって失われてしまった。


園内で写真を撮っていると、休憩中の「警備員」さんに声をかけられ、
「ナンバンギセルが咲いているよ」と、咲いている場所に案内していただいた。
最盛期は終えていたようだが、次々と咲き続けていた様で、
周辺には枯れたナンバンギセルが数十株近くあった。


防火用水池の近くの草叢では、
沢山のモンキチョウが風に煽られつつ吸蜜し、
或いは番となって世代の引継ぎを行っていた。


モンキチョウが風をコントロールするために翅を開いたところ。
吸蜜中は翅を閉じているため、中々撮れない翅の外側の模様である。


キアゲハも目の前に現れ吸蜜をはじめたので寄っていってパチリ。
撮ったときは目に付かなかったが、
2匹の「ブチヒゲカメムシ」も写っていたが、蜘蛛のように襲ったりはしない。


明日は田舎へ帰省し、両親の墓参りの予定。
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