MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

彩雲と突然の雷鳴と雲の上の虹

2013年09月03日 | あらかると

地上は30℃を越す暑さだが、
上空には氷点下10度近い寒気が流れ込んでいるという。

そのため昨日、今日とめまぐるしく積乱雲が発生し発達している。
昨日は巨大積乱雲の上昇気流によるスーパーセルが原因と思われる竜巻が発生し、
越谷市、野田市に大被害をもたらした。

上空には寒気があるため、空は澄み切っていて、
昨夜は星の数も多く見られた。
そして今朝の空も澄み切っていた。
が・・・
あちこちに雲が発生していて、
9時過ぎには太陽の近くを通過する雲が虹色に輝いた。
彩雲の発生である(巻頭の写真・9時19分撮影)。

積乱雲もあちこちに発生していて、南風に乗って流れも早い。
外出のチャンスをうかがっていたが、
11時過ぎ強めの風が出てきて上空がにわかに曇ってきた。
ベランダに出てみると東の空が真っ黒である(11時15分撮影)。


積乱雲と黒雲とやや強めの風、もしや・・・・スーパーセル?
と、雷鳴まで聞こえてきた。
いよいよ荒れるのかと雲の本体の見える裏の共用スペースに出てみると、
真っ黒な雲で動きも激しかった(11時22分撮影)。
ぽつぽつと雨も観察され、雷鳴は4回ほど鳴ったものの雲は北東方向に移動していった。


あちこちに積乱雲が発生していて外出は控えた。
しかし、食料品の買出し程度ならと15時過ぎに外に出ると、
第二弾の巨大積乱雲がやってきていた(15時36分撮影)。
写真中央付近下にちっぽけな塔屋のようなものが見えるが、
住んでいる8階建て団地の屋上である。


第二弾の積乱雲も上空までは張り出さず過ぎていったが、
一時間後、第三弾の積乱雲がやって来た。
この積乱雲は不思議な積乱雲で、
雨が降ってないのに雲と雲の間に「虹」を発生させていた(16時37分撮影)。


虹はまもなく消えたが、消えたころに地上に雨が降り始めていた(16時42分撮影)。


今日は一日積乱雲に翻弄されたが、空気は澄み切っているので、
夕焼もまた綺麗に彩られた。


明日もまた日本列島は不安定な天気になるという。
昔は台風が怖かったが、今は進路などが予報できる台風よりも、
爆弾低気圧やスーパーセルの方が怖いのかもしれない。
コメント