MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

蜘蛛の糸

2012年10月19日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

台風一過で北風が吹く冷涼な一日となった。

昨日はTシャツの上に何か羽織るものがあれば十分だったが、
今日はその上に薄手の防寒着が必要だった。

大町公園を散策中に目に付くのは蜘蛛の巣。
で・・・太陽光に輝く蜘蛛の巣を撮り歩いてみた。

最初に見つけたのが巻頭の蜘蛛の巣で、
昨夜の台風で壊れてしまったのか、
蜘蛛の糸の塊になっていて垂れ下がり、
その先端に、頭を下にいつもの格好で居座っていた。

不自然な格好の蜘蛛の巣だが、
この蜘蛛はもう満腹で今日の捕虫は必要なかったのかもしれない。
そんなことを考えながら撮っていると、
蜘蛛の巣の生命線である太い糸がきらりと光った。

その糸を追うと、
下の写真右上の木から左の木へと伸びていて、
その長さは10m以上あったのである。


昨夜の台風の影響かどうかわからないが、
円形であるはずの蜘蛛の巣を半分省略したような、
こんな蜘蛛の巣や、


こんな蜘蛛の巣があった。
このように作るのは何か理由があるのかもしれないが、
調べるのはなんとなく大変そうなので、その造形だけを楽しむことにした。
で・・・・
下の蜘蛛の巣の両端を見るとこの蜘蛛は「ファジー的な性格」なのかも知れない。


普通はこんな巣なのだが・・・・・


巣がなくても、糸に粘着性が残っていれば捕らえる事ができるわけで、
巣から離れたところでも下のような光景は見られる。


蜘蛛の糸に掛かって宙に揺らぐもみじは何となく侘びしい。
が・・・
「偶然蜘蛛の糸に掛かった単なるモミジ」も「モミジが蜘蛛の遊び道具」と思えば面白い。
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