MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

三昧花、狐花、捨子花・・・・・・、

2012年10月07日 | 写真

彼岸花の別名は多く、
その別名に沿ったような撮り方をしてみた。

まずは巻頭の写真は普通の咲き方なので「彼岸花」。

「狐花」
木漏れ日によって一輪だけが異様に輝き、
狐に抓(つま)まれたような雰囲気が漂っていた。


「幽霊花」
わざとピントをずらして、
逆光による玉のゴーストを入れた。
玉は「魂」と同音で、写った光景は非現実的である。


「三昧花(さんまいばな)」
花、花、花・・・・の花三昧の光景。


「捨子花」
深沢七郎の「楢山節考」は姥捨伝説を扱ったものだが、
「捨子伝説」などもそのようなもので、
その名を彼岸花に付けたのはいかなる理由だったのだろうか?
現代では「捨子」と言わず「赤ちゃん置き去り」と言うらしい。


「曼珠沙華」
曼珠沙華とはサンスクリット語で「天上に咲く花」という意味のようだが、
やはり天上(天国?)では、たおやかに、穏やかに、美しく咲いているのがいい。


彼岸花はほかに、
「天蓋花」「したまがり」「まんじゅさげ」「死人(しびと)花」などがある。
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