MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野山の実り

2012年10月06日 | あらかると

公園や野山を散歩していると、
草木の秋の実りが目立つようになってきた。

様々な実が生っていて、
中には食用になるものもあるので「採取」しようと思うのだが、
私の行動範囲にある公園や野山は、
福島原発から流れてきた放射能が予想以上に高く、
さらに、
松戸市では放射能があるレベルに達している、
一般家庭の除染を開始するような事態であるので、
「採取」よりも「撮影」優先にしている。

巻頭の写真は「烏瓜」と「ノイバラの実」と、
初めて見る「露草の実」

下の赤い実は「枸杞(クコ)の実」のようである。
ようであるというのは、普通はやや細長い実で下の写真ほど丸くはない。
が、実りきれない青い実や、枝に残る葉は「クコ」そのものである。
乾燥された実は中華料理の材料や漢方薬として利用される。


バラの原種といわれる「ハマナシ」の実。
ローズヒップティーやジャムなどにも加工されるようだ。


スズメウリ。
熟すと灰白色になりスズメの卵に似ているから名づけられた説と、
烏瓜に対して小さいので名づけられたとの説がある。


山栗。
山に自生しているので「山栗」と呼ばれ、
栽培種の丹波栗などに比べると実は小さく、甘栗程度の大きさ。


子供の頃、雑木林に山栗を採りに行ったものである。
栗の木のある場所は同行する先輩が殆ど知っており、
その場所を完全に覚える頃には後輩を供に連れて行くようになる。
普通なら・・・
栗が地面に落ちたものを拾う「栗拾い」と言うのが一般的だが、
栗の木に登って青いイガでも落として採取していた。
栗が熟して落ちるまで待てない理由は、
隣村からも栗を採りにくる子供達が居たためで、
食べられるようになると「早い者勝ち」だったのである。

熟していない栗の皮は白く、茹でてもホクホク感はないが、
ほの甘く子供のおやつには十分であったのである。
コメント